「こんな映画、観たことない」 山内マリコが絶賛した「1秒先の彼女」本ビジュアル&本予告完成
2021年4月28日 18:00
90年代台湾映画界において、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンらとは一線を画す“台湾ニューシネマ”の異端児として出現したチェン・ユーシュン。本作では、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を受賞している。
郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。ある日、街中で出会ったハンサムなダンス講師ウェンソンと“七夕バレンタイン”にデートの約束をする。だが、ふと目覚めると翌日になっており、バレンタインが消えてしまっていた。失くした大切な“1日”の記憶を探す旅に出たシャオチーは、やがてある真実にたどり着く。
本ビジュアルは、淡い水色の空と浜辺のイラストが、爽やかな初夏の気配を感じさせるデザイン。時計をモチーフにした円形に、本作のヒロイン・シャオチー、物語のキーパーソンとなるグアタイの写真が配置されている。しかし、時計はなぜか反時計回り。「急がなくても大丈夫、愛はゆっくりやってくる。」というコピーも添えられ、“時間”をテーマにした大きな仕掛けが盛り込まれたストーリーを想起させる。
本予告は、何をするにも“ワンテンポ早い”シャオチーの紹介からスタート。かけっこではいつもフライング、記念写真では必ず目をつむってしまう――そんな30歳おひとりさまの彼女だが、意中の彼と七夕バレンタインにデートをすることになった。映像に盛り込まれているのは、消えた“1日”の謎を解くヒント。街中の写真店で見つけた覚えのない自分の写真、忘れていた鍵、そして何でも“ワンテンポ遅い”バス運転手のグアタイ。シャオチーが働く郵便局に毎日通う彼には、ある“秘密”があるようだ。
失った“1日”を探す旅に出たシャオチー。手がかりをもとに向かったのは、美しい海辺の町だ。多くの人々をひきつけてやまない、台湾のノスタルジックな風景が何度も映し出されている。いくつもの謎を紐解いていく先に待ち受ける「誰もみたことのない、最高の奇跡」とは一体なんのだろうか。また「君を連れていくよ、僕の秘密基地へ」と語るグアタイが向かう場所とは――向かい合う2人の泣き笑う姿は、至福に包まれるラストを予感させる。
ラストには、作家・山内マリコ氏が「こんな映画、観たことない。まぎれもなく、まったく新しい、物語の可能性に満ちたラブストーリー!」と絶賛コメントを寄せている。
「1秒先の彼女」は、6月25日から東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
(C)MandarinVision Co, Ltd
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