ウッディ・アレンによる養女への性的虐待疑惑の真相に迫るドキュメンタリー、5月26日からU-NEXT独占配信
2021年4月21日 12:00

ウッディ・アレン監督による養女への性的虐待疑惑の真相に迫ったHBOドキュメンタリー「Allen V Farrow(原題)」が、5月26日からU-NEXTで独占配信されることが決定した。
「アニー・ホール」「マンハッタン」「ブルージャスミン」「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」など手掛け、アカデミー賞92年間の歴史上4番目に多いノミネート歴を誇るアレン監督。1980年からミア・ファローと公私をともにし、ふたりはハリウッドきっての“パワーカップル”として知られていた。だが92年、アレン監督による養女ディラン(当時7歳)への性的虐待を、ファローが告発。アレン監督は虐待を否定し、証拠不十分として訴追されることなく、94年に裁判は終了した。
しかし、世間を揺るがしたスキャンダルから26年の時を経た2018年、成人したディランがテレビのインタビューでアレン監督を再告発。グレタ・ガーウィグ、コリン・ファース、ティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメスら多くの俳優が「アレンの映画に出演したことを後悔」「二度と彼の作品には出ない」と声明を発表し、出演料を慈善団体に寄付することに。その一方で、旧友であるダイアン・キートン、アレック・ボールドウィン、スカーレット・ヨハンソンはアレン監督を擁護。ハリウッド中を巻き込んだスキャンダルが再熱した。

名監督によるスキャンダル、幼児への性的虐待疑惑、養女との恋愛や再婚など、センセーショナルな見出しが連日メディアを賑わす裏側で、実際には何が起きていたのか。映画、テレビドラマに加え、オリジナルドキュメンタリーでも高い評価を集めるHBO制作の本作では、2年間にわたるち密なリサーチを敢行。今まで世に出ることのなかった当時の電話の通話記録、ファミリームービー、裁判書類や警察の証拠品などを特別に入手している。
ファローやディラン、そしてファローとアレン監督の息子でジャーナリストのローナン・ファロー、友人や親戚、捜査に関わった人々の独占インタビューを織り交ぜながら、一大スキャンダルの真相に迫っていく。なお、本作のHBOでの放送、HBO Maxでの配信を受けて、Paramount+がアレン監督へのロング・インタビューを収めた「The Woody Allen Interview(原題)」を配信。全米を巻き込み、いまもなお「ウッディ・アレン論争」は続いている。
「Allen V Farrow(原題)」は、「見えざる戦争」でアカデミー賞、「ハンティング・グラウンド」でエミー賞にノミネートされたカービー・ディックとエイミー・ジーリングが監督を務めている。5月26日からU-NEXTで独占配信スタート。全4話。
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