ベルリン銀熊賞、ホン・サンス「逃げた女」場面写真公開 加瀬亮「近年稀にみる美しさ」とキム・ミニを絶賛
2021年4月10日 12:00

2020年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したホン・サンス監督の24作目「逃げた女」の場面写真と予告編が公開された。
ホン監督と、公私ともにわたるパートナーで「夜の浜辺でひとり」のキム・ミニの7度目のタッグとなったドラマ。5年の結婚生活の間、夫と一度も離れたことのなかったガミ。そんな彼女は夫の出張中にソウル郊外の3人の女友だちと再会、女同士の親密な会話と男たちの出現を通し、ガミの変化を繊細に描く。
12年に来日したホン監督と対談をしたことをきっかけに、意気投合して誕生した「自由が丘で」に主演し、ホン・サンス作品のファンを公言する加瀬亮は「遠い過去の出来事でも、それが強烈で純粋であったほど人はそれを忘れることなんて出来ない。今、髪をばっさり切った女性は、意を決したように閉ざした自身と向かい合っていく。 小さな窓は開かれ、ゆっくりと風がそこに流れ込んでくる。揺れるキム・ミニの演技は、自然の中に生きる小さな動物のようで、近年稀にみる美しさだった」と本作を絶賛するコメントを寄せている。
6月11日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか、全国順次公開。
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