土屋太鳳×福原遥×工藤阿須加「アイの歌声を聴かせて」声優に決定 土屋の伸びやかな歌声が響く特報完成
2021年4月7日 05:00
土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加が、吉浦康裕(「イヴの時間」「サカサマのパテマ」)が原作・監督・脚本を務めるオリジナル劇場アニメーション「アイの歌声を聴かせて」の声優を務めることがわかった。あわせて特報(https://youtu.be/VJmN_gK-xSQ)と場面カット13点もお披露目。映像では、土屋が伸びやかで透明感のある歌声を披露している。
本作は、すぐにミュージカル調で歌い出してしまう、ちょっと不思議な転校生・シオンとひとりぼっちの少女・サトミの友情と、歌でつながる絆を描いたハートフルストーリー。吉浦監督とともに、「コードギアス」シリーズの大河内一楼が共同脚本を執筆した。「海辺のエトランゼ」の原作者である漫画家・紀伊カンナがキャラクター原案、「食戟のソーマ」「とある魔術の禁書目録」シリーズの「J.C.STAFF」がアニメ制作を担い、テレビアニメ「のだめカンタービレ」の島村秀一が総作画監督を務めた。「黒子のバスケ」「ACCA13区監察課」の劇伴で知られる高橋諒の音楽と、「アイドルマスター」シリーズの松井洋平が紡ぐ詩が、物語を華やかに彩る。
ある日、景部市高等学校に転入してきたシオン。転校初日、クラスで孤立しているサトミを前に「私が幸せにしてあげる!」と、突然ミュージカルさながらに歌い出した。成績優秀かつ運動神経抜群、底抜けの明るさですぐにクラスの人気者になるシオン。サトミが「歌うの禁止!」とお願いしても、ところ構わず歌い出すシオンは、思いもよらない行動で、クラスメイトたちを大騒動に巻きこんでいく。
「フェリシーと夢のトウシューズ」で主人公・フェリシーを演じた土屋は、シオンの声を担当。「フラ・フラダンス」が控える福原は、人一倍しっかりしているが、本心を見せるのが苦手なサトミ役。「ちょっと今から仕事やめてくる」の工藤はサトミの幼なじみで、電子工作部に所属する機械マニア・トウマ役を務め、声優に初挑戦した。そのほか、人気声優の興津和幸、小松未可子、日野聡の参加も発表された。
「アイの歌声を聴かせて」は今秋公開。土屋、福原、工藤のコメントは、以下の通り。
主人公のシオンは、相手がどうすれば幸せになるのかを気遣う優しさも持っていて、素敵な子だと思います。私自身にとって大切な役になるだろうという予感がありました。だから選んでいただけたときは嬉しい気持ちでいっぱいでした。吉浦監督が「誰でも幸せにしてしまうシオンの健気さを大切にしたい」とおっしゃっていて、「寂しい気持ちのときも、明るくしゃべってほしい」というディレクションを受けたことが印象的でした。私は母から「大切なものを大切にできないと、大切な人も大切にできない」と教わったことがあって、「アイの歌声を聴かせて」はその言葉を思い出させてくれる作品でした。人と人の繋がりや、思いを伝えることの尊さを実感できて、皆さんに力を与えてくれる作品になっています。そういった気持ちが伝わってもらえたら嬉しいです。
ミュージカル風の曲でリズムが心地良く、シオンの心情も伝わってくる曲なので、彼女の気持ちを込めながら歌いました。どれだけ言葉に感情を乗せられるのかが重要になる曲です。皆さんの背中を押して勇気をあげるような曲ですから、応援する気持ちが伝わるように歌うことを心がけました。
「アイの歌声を聴かせて」は温かく愛に満ちているところに私は惹かれました。ストーリーが進むにつれて予想外の出来事が次々と起きるので台本のページをめくる手が止まらなくて、あっという間に読み終えてしまいました。「絶対に出るんだ!」という気持ちでオーディションに挑んだので、実際に役が決まったときは大喜びしました。サトミは正義感が強くて真面目でしっかり者で……「どストレート」に生きている女の子です。その強さゆえに一見冷たいように思えてしまうかもしれませんが、本当は優しい子です。人とあまり上手く話せなかったサトミがシオンと出会って、どのように変わっていくのか。アニメーションを楽しんで、彼女たちの生き方から何かを受け取ってもらいたいです。土屋さんがシオンの優しさが胸に染みわたるような歌声を披露されているので、ぜひ注目してほしいです。
僕はアニメが大好きで、役者の道を目指すときには「いつか声の仕事にもチャレンジしたい」という気持ちがあったので、初めてアニメに携われるということに興奮しました。トウマは機械マニアで、好きなものに対して熱心に取り組める男の子です。その一方で、幼馴染のサトミに昔から好意を寄せているものの、自分の想いをなかなか伝えられないでいます。「THE 真っ直ぐ」で僕が好きな王道の作品の主人公たちに近いキャラクターなので、皆さんも共感できて、応援したくなると思います。「アイの歌声を聴かせて」はシオンに振り回されながら、個性的な高校生たちが幸せになっていくストーリーですが、実は台本を読んだときに泣いてしまったんです。それぐらい引き込まれる内容で、絶対に良い作品にしようという熱意を込めて全力で演じました。その気持ちが皆さんに少しでもお伝えできたら嬉しいです。
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