全米俳優組合賞は「シカゴ7裁判」が受賞 オスカー有力候補に返り咲き
2021年4月6日 19:00
米アカデミー賞の前哨戦として知られる全米俳優組合(SAG)賞授賞式が4月4日(現地時間)、リモート形式で行われた。
作品賞にあたるキャスト賞は、「シカゴ7裁判」(アーロン・ソーキン監督)が受賞。米脚本家組合(WGA)賞、米製作者組合(PGA)賞などで受賞を逃してきただけに、実力派俳優を揃えた群像劇である同作がSAG賞を逃した場合、アカデミー賞受賞は絶望的とみられていた。今回のSAG賞授賞で、再びアカデミー賞の有力候補のひとつに返り咲いている。
なお、2020年のSAG賞は外国語映画の「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)がサプライズ受賞。その後のアカデミー賞4冠を達成している。
スタジオ別ではキャスト賞の「シカゴ7裁判」と、主演俳優2部門を受賞した「マ・レイニーのブラックボトム」、さらにテレビ部門の「ザ・クラウン」「クイーンズ・ギャンビット」を抱えるNetflixが圧勝している。
主な受賞結果は以下の通り。
▽映画部門
キャスト賞 「シカゴ7裁判」
主演男優賞 チャドウィック・ボーズマン「マ・レイニーのブラックボトム」
主演女優賞 ビオラ・デイビス「マ・レイニーのブラックボトム」
助演男優賞 ダニエル・カルーヤ「Judas and the Black Messiah(原題)」
助演女優賞 ユン・ヨジョン「ミナリ」
スタントアンサンブル賞「ワンダーウーマン 1984」
キャスト賞 「シカゴ7裁判」
主演男優賞 チャドウィック・ボーズマン「マ・レイニーのブラックボトム」
主演女優賞 ビオラ・デイビス「マ・レイニーのブラックボトム」
助演男優賞 ダニエル・カルーヤ「Judas and the Black Messiah(原題)」
助演女優賞 ユン・ヨジョン「ミナリ」
スタントアンサンブル賞「ワンダーウーマン 1984」
▽テレビ部門
キャスト賞(ドラマシリーズ) 「ザ・クラウン」
主演男優賞(ドラマシリーズ) ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」
主演女優賞(ドラマシリーズ) ジリアン・アンダーソン「ザ・クラウン」
キャスト賞(コメディシリーズ)「シッツ・クリーク」
主演男優賞(コメディシリーズ) ジェイソン・サダイキス 「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」
主演女優賞(コメディシリーズ) キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」
主演男優賞(テレビ映画/リミテッドシリーズ) マーク・ラファロ 「ある家族の肖像 アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」
主演女優賞(テレビ映画/リミテッドシリーズ) アニヤ・テイラー=ジョイ「クイーンズ・ギャンビット」
スタントアンサンブル賞 「マンダロリアン」
キャスト賞(ドラマシリーズ) 「ザ・クラウン」
主演男優賞(ドラマシリーズ) ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」
主演女優賞(ドラマシリーズ) ジリアン・アンダーソン「ザ・クラウン」
キャスト賞(コメディシリーズ)「シッツ・クリーク」
主演男優賞(コメディシリーズ) ジェイソン・サダイキス 「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」
主演女優賞(コメディシリーズ) キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」
主演男優賞(テレビ映画/リミテッドシリーズ) マーク・ラファロ 「ある家族の肖像 アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」
主演女優賞(テレビ映画/リミテッドシリーズ) アニヤ・テイラー=ジョイ「クイーンズ・ギャンビット」
スタントアンサンブル賞 「マンダロリアン」