イラストレーターのloundrawが映画初監督 短編アニメ「サマーゴースト」21年公開
2021年2月19日 17:00

イラストレーターのloundraw(ラウンドロー)が映画初監督を務める短編アニメ映画「サマーゴースト」の製作が決定し、2021年に公開されることが明らかとなった。学生向けの通信教育で知られる「Z会」とのアニメ作品コラボレーションも決定し、「サマーゴースト」と世界観が共通するコンセプトムービー「一番近くて遠い星」がYouTube(https://www.youtube.com/watch?v=OroOJjeeY50)で配信されている。
小説「君の膵臓をたべたい」の装画などで知られるloundrawは、劇場アニメ「ジョゼと虎と魚たち」のコンセプトデザインを手がけるほか、自身が代表を務めるアニメスタジオFLAT STUDIOでショートアニメなどを発表。イラストレーターとして10代で商業デビューし、自主制作でアニメをつくりながら、本作にて26歳の若さで短編アニメ映画の監督を務める。
このほど披露された「サマーゴースト」のティザービジュアルには、夕日と雲をバックに2人の少年・友也と涼、少女・あおいが描かれ、3人はそれぞれ異なる方向を向いている。1枚のイラストから物語から生まれたという本作についてloundraw監督は、「ひと夏の、ある不思議な日々を過ごした少年少女のお話です」と述べ、「ここで生きているということ。作品を通して、それをもう一度確かめてみたいと思いました」と作品にこめた思いを語っている。
Z会によるアニメコラボレーション作品は、新海誠監督の「クロスロード」以来、約7年ぶり。loundraw監督が監督・演出・キャラクターデザイン・作画監督・美術監督・撮影監督・編集を担った「一番近くて遠い星」は、Z会からの「様々な悩みや葛藤を抱えながら今を生きる若者たちへ、彼らを励まし応援するメッセージとなる映像を制作して欲しい」というオファーをうけて制作された。志望校合格をめざす天文部の高校生・香織を主人公にした物語が描かれ、「サマーゴースト」の世界に存在する“もうひとつの物語”として友也ら3人の姿を見ることができる。Z会のテレビCMとしても放送予定。
loundraw監督によるコメント全文は以下のとおり。

思っていたほど器用に生きられなくて、でも、孤独を楽しめるほど強くもなくて。
期待に応えようとするほどに、自分が自分でなくなっていっていく。
そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。
映画「サマーゴースト」は、そんな一枚のイラストから生まれた物語です。
正論で語れるほど、僕たちは簡単ではないから。綺麗事でない弱さや身勝手さ、そこまで含めて、生きるということだ。
そんな気持ちを、ちゃんと形にして残すべきだと思ったのです。
楽しみにしていてください。よろしくお願いいたします
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