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「本のない人生なんて。」NYブックフェアの裏側、本を愛するブックセラーに迫るドキュメンタリー、4月23日公開

2021年2月16日 06:00

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ビル・ゲイツが約28億円で獲得したレオナルド・ダ・ビンチの手稿、人間の皮膚で作られた本など、希少本が続々登場
ビル・ゲイツが約28億円で獲得したレオナルド・ダ・ビンチの手稿、人間の皮膚で作られた本など、希少本が続々登場

世界最大のニューヨークブックフェアの裏側で、本を愛するブックセラーたちの世界に迫るドキュメンタリー「ブックセラーズ」が、4月23日に公開されることが決定した。あわせてお披露目されたポスタービジュアルは、ニューヨークにある小さな書店の扉がモチーフで、右下には映画に登場するブックセラーの飼い猫の姿も。「本のない人生なんて。」という、ブックセラーが本に向ける愛情が伝わってくるようなコピーが切り取られている。

イザベル・コイシェ監督、エミリー・モーティマー主演の「マイ・ブックショップ」、フレデリック・ワイズマン監督のドキュメンタリー「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」など、本をめぐる映画は数多く存在する。そして新たに、本を探し、本を売り、本を愛する人々にスポットを当てた「ブックセラーズ」が製作された。ニューヨークの老舗書店の人々から、業界で名を知られたブックディーラー、希少本のコレクター、古書業界に新しい風をもたらす若手、伝説の人物まで、個性的なブックセラーの面々が登場する。

さらに劇中ではビル・ゲイツが史上最高額の2800万ドル(約28億円)で競り落とした「レオナルド・ダ・ビンチのレスター手稿」から、「若草物語」のルイーザ・メイ・オルコットが偽名で書いたパルプ小説、宝石が施された本、人間の皮膚で作られた本まで、コレクターしか見ることができないような希少本が次々と紹介される。

辛らつでありながらもユーモア溢れる語りで、ガイド役を務めるのは、ニューヨーク派の作家フラン・レボウィッツ。マーティン・スコセッシ監督が手掛け、Netflixで配信中のドキュメンタリーシリーズ「都市を歩くように フラン・レボウィッツの視点」の主人公としてもおなじみの人物だ。ドキュメンタリーで活躍してきた D・W・ヤングが監督、“インディペンデント映画の女王”と呼ばれる女優のパーカー・ポージーが製作総指揮とナレーションを務めている。

ブックセラーズ」は、4月23日に東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

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