個人投資家がヘッジファンドに対抗!米ゲーム小売チェーンの株価爆上げ事件をNetflixが早くも映画化
2021年2月4日 11:00

先月下旬、米ゲーム小売チェーンのGameStopの株価が異常な高騰をみせたことが話題となったが、Netflixがはやくもこの事件の映画化を準備していると、米Deadlineが報じている。
GameStopは、アメリカ全土に店舗を構えるゲームの小売りチェーンで、新型コロナウイルスの影響で経営不振に喘いでいることから、ヘッジファンドなどが空売りを開始。これを知った個人投資家たちは、米掲示板のRedditを通じてGameStop株の購入を呼びかけ、ヘッジファンドに対抗。株取引が出来るスマホアプリの「Robinhood」などを利用してGameStopの株を購入し、株価をつり上げた。さらに、空売り筋から多大な損失を被った経験のあるテスラのイーロン・マスクがこの現象を面白がるツイートを流したことで、1週間で8倍にまで上昇するという異常事態となった。
株価を思うままに操作してきたヘッジファンドに対し、素人の個人投資家たちがソーシャルメディアを駆使して一矢を報いたこと事件として注目を集めている。
Netflixはこの事件の映画化にあたり、「ハート・ロッカー」でアカデミー賞を受賞した脚本家マーク・ボールに脚本執筆を依頼。ボールは、「ゼロ・ダーク・サーティ」「デトロイト」など実話をもとにした映画脚本の執筆を得意としている。加えて、ニューヨーク大学の教授で、テクノロジーの専門家であるスコット・ギャロウェイが、脚本のコンサルタントを務める予定。さらにNetflix映画「好きだった君へのラブレター」などで知られる俳優ノア・センティネオが重要な役柄で出演する予定だという。
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