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「クローバーフィールド HAKAISHA」続編を企画 J・J・エイブラムスがプロデュース

2021年2月2日 11:00

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J・J・エイブラムス
J・J・エイブラムス
写真:AP/アフロ

米パラマウント・ピクチャーズが、J・J・エイブラムス率いるバッド・ロボットとのタッグで大ヒット作「クローバーフィールド HAKAISHA」の続編を企画していることが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

エイブラムス製作のもと、マット・リーブス監督(「ザ・バットマン」)がメガホンをとった2008年の「クローバーフィールド HAKAISHA」は、正体不明の何者かに襲われたニューヨークの壮絶な一夜を、現場に居合わせた人物の視点から、ハンディカムで撮影されたドキュメンタリータッチで描いたモンスターパニック映画。ファウンド・フッテージ(発見されたビデオカメラ等に残された映像)形式で全編が構成されたストーリーテリング手法と、公開日まで詳細な内容を明らかにせず、真偽不明のプロモーション映像をインターネットで小出しにして映画ファンの関心を煽る宣伝戦略が話題となった。製作費2500万ドルの低予算ながら公開3日間で4100万ドルを稼ぎ出し、全米ボックスオフィス首位デビュー。世界累計興行収入では1億7200万ドルに達するメガヒットを記録した。

エイブラムスはその後、16年に「10クローバーフィールド・レーン」(ダン・トラクテンバーグ監督)、18年に「クローバーフィールド・パラドックス」(ジュリアス・オナー監督)と、ジャンルやストーリーは異なるものの、同じ世界を共有する続編2作をプロデュース。しかし、後者が批評家の酷評を受けて劇場公開を断念し、Netflixに売却されるという結果に終わったことから、フランチャイズ継続の可能性は低いとみられていた。

タイトル未定の続編は、エイブラムスが自身の製作会社バッド・ロボットを通じてハンナ・ミンゲラとともにプロデュースにあたるということを除き、詳細については現時点で一切明らかになっていない。ハリウッド・レポーターが関係者から入手した話によれば、バッド・ロボットとパラマウントは現在、気鋭の英国人脚本家ジョー・バートンに脚本の執筆を依頼中だという。また、オリジナルとは異なり、ファウンド・フッテージの手法は取り入れない方向のようだ。

バートンは、平岳大窪塚洋介ら日本人俳優をメインキャストに据えたBBC/Netflix共同制作による英ドラマシリーズ「Giri/Haji」でブレイク。クリエイティブ面での意見の相違を理由に降板したテレンス・ウィンターに代わり、ワーナー・ブラザース・テレビジョンがHBO Max向けに準備を進めている「ザ・バットマン」のスピンオフドラマ「Gotham PD(原題)」の制作総指揮兼ショーランナーに就任したことでも注目を集めている。

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