「クイーンズ・ギャンビット」クリエイターのスコット・フランクが「The Sparrow」をドラマ化
2021年2月1日 19:30

Netflixドラマ「クイーンズ・ギャンビット」のクリエイターで、映画「LOGAN ローガン」「マイノリティ・リポート」の脚本家としても知られるスコット・フランクが、作家メアリ・ドリア・ラッセルの1996年のSF小説「The Sparrow(原題)」をドラマ化することがわかった。
米Deadlineによれば、本作は米FXのリミテッドシリーズで、ドラマ「チェルノブイリ」「ブレイキング・バッド」のヨハン・レンクが監督し、フランクが全エピソードの脚本を手がける。フランク、レンク、「ベター・コール・ソウル」のマーク・ジョンソンが制作総指揮を務める。
原作「The Sparrow(原題)」は、イエズス会の神父や信者、彼らを先導する言語学者で神父のエミリオ・サンドスが地球外生命体と接触し、ローマ教皇庁は神の存在を証明するため謎の惑星へと極秘偵察を指示する。しかし偵察旅行は災難に襲われ、唯一生き残ったサンドス神父が心身疲弊した状態で地球に戻ると、ローマ教皇庁から事の顛末を調査されるというストーリー。2014年に米AMCがマイケル・ペリー(「パラノーマル・アクティビティ2」「THE RIVER 呪いの川」)脚本でドラマ化を企画し、またプランB製作、ブラッド・ピット主演で映画化の動きもあったが、どちらも実現には至らなかった。
フランクは、ウォルター・テビスの小説をもとにしたアニヤ・テイラー=ジョイ主演のチェスドラマ「クイーンズ・ギャンビット」で企画、制作総指揮、監督、脚本を手がけ、同作はNetflixで大ヒットを記録した。テイラー=ジョイとはロシア文学の巨匠ウラジーミル・ナボコフの「カメラ・オブスクーラ」の映画化で再タッグを組むことが決定している。

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