はみだし者たちがバラ・コンクール優勝に挑む！　カトリーヌ・フロ主演「ローズメイカー」5月28日公開

(C)2020 LA FINE FLEUR - ESTRELLA PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINEMA - AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA

フランスの名女優カトリーヌ・フロが崖っぷちのバラ育種家を演じ、世界屈指のバラ・コンクールに挑むさまを描く「La fine fleur（原題）」が、「ローズメイカー　奇跡のバラ」の邦題で、5月28日に公開されることがわかった。あわせて、特報がお披露目された。

フランス郊外で、父に遺された小さなバラ園をひとりで経営する頑固者のエヴ。かつては優秀なバラ育種家として名を馳せていたが、今や愛するバラ園は倒産寸前だった。人を雇う余裕もなく、職業訓練所から派遣された3人の素人たちがスタッフとして加わることに。しかし、バラのことを全く知らない彼らは手助けどころか、足を引っ張る始末。ある日エヴは、世界初となる新種のバラの交配を思いつき、全てをかけて、バガテル新品種国際バラ・コンクールに挑むことを決意する。

エヴ役を務めるのは、「大統領の料理人」「偉大なるマルグリット」のフロ。本作が長編映画2作目となる新鋭ピエール・ピノーがメガホンをとった。大ヒット作「リトル・ミス・サンシャイン」のように、はみだし者たちが力を合わせるさまが描かれ、イギリス庭園好きの間で話題となった「ターシャ・テューダー　静かな水の物語」を想起させる、世界屈指のバラクリエイターが監修した美しいバラ園の風景がたっぷりとおさめられている。

特報の冒頭では、バラ園の倒産危機に頭を悩ませる、人生のどん底状態に置かれたエヴが映し出される。やがてコンクール優勝の夢に向け、風変わりな仲間たちとともに奮起するさまが力強く切り取られている。

「ローズメイカー　奇跡のバラ」は、5月28日から東京の新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。