「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」の英監督マイケル・アプテッド氏が死去
2021年1月13日 18:40

「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」や、数十年間にわたるドキュメンタリー「UPシリーズ」で知られる英監督マイケル・アプテッド氏が米ロサンゼルスで死去したと、代理人が公表した。享年79歳。死因は明らかにされていない。
1941年に英バッキンガムシャー・アイルズベリーで生まれたアプテッド氏は、イングマール・ベルイマン監督の傑作「野いちご」(1957)に感銘を受け、映画監督を志す。シティ・オブ・ロンドン・スクール、ダウニング・カレッジを経て、英テレビ局グラナダ(現ITV)に就職。同局のメロドラマ「Coronation Street(原題)」の演出を経て、映画「The Triple Echo(原題)」で長編監督デビューを果たした。
米シンガー・ソングライター、ロレッタ・リンの伝記映画「歌え!ロレッタ 愛のために」(80)がアカデミー賞で7部門にノミネートされ、シシー・スペイセクが主演女優賞を受賞。そのほか、「ゴーリキー・パーク」(84)、「愛は霧のかなたに」(88)、「ネル」(94)、「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」(99)、「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」(2010)などを手がけている。
ドキュメンタリー作家としても活躍し、7歳の子ども14人を描いたドキュメンタリー「Seven Up」(1964)の7年後を描いた続編「7 Plus 7」(70)の監督を務めたことをきっかけに、7年ごとに同じ出演者に取材を繰り返し、「21 Up」(77)、「28 Up」(84)、 「35 Up」(19)、「42 Up」(98)、「49 Up」(2005)、「56 Up」(12)、「63 Up」(19)を手がけている。
また、米映画監督協会の会長を2003~2009年の3期にわたって務めた。
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