菅田将暉、有村架純の“励ましたい”という深層心理に「俺の片思いになってますね」
2021年1月12日 14:40

脚本家・坂元裕二(「Mother」「最高の離婚」)が初めて映画オリジナルのラブストーリーを手掛けた「花束みたいな恋をした」の完成報告イベントが1月12日、東京・TRUNK HOTELで行われ、主演の菅田将暉と有村架純、土井裕泰監督が出席した。
本作は、数多くの名作ドラマを手掛けてきた脚本家・坂元が、菅田と有村を主役に想定して書き下ろした作品。東京・京王線の明大前駅で終電を逃し、知り合った21歳の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)が過ごした“人生最高の5年間”を描き出す。「1年前の今日(1月12日)、ちょうどクランクインをしました」と明かした土井監督。「撮影開始から1年、色々な予想もつかないことが起きました。でも、今日こうやって無事に完成を報告させていただけるということを嬉しく思っています」と思いの丈を述べていた。

菅田は、同世代の有村について「がっつり一緒に映画を作れたらなと、色んなところで会うたびに話していたんです。でも、なかなか実現していなかった。今回、一番良いタイミングで、良い作品で出会えました」と告白。撮影を通じた“意外な一面”を問われると「(有村は)ふたを開けたら“ド関西人”なんです。現場では、あんまり関西弁でべらべら喋ることもないですけど……(関西弁での会話は)新鮮でした。同い年じゃないと、そうはならない。レアケースでしたね」と振り返っていた。

一方、有村は「貴重な同い年の役者さんですし、同じ舞台でお芝居をさせていただけるのは嬉しく思いました。『何者』から4年、互いに色々な経験をしながら、再会できた部分はありました」と語る。「おこがましいかもしれないけど“同士”みたい。分かり合えることもある。撮影の間もそういう部分を感じながら(芝居が)できたんです。(菅田は)現実世界と地続きしているというか……・お芝居の舞台に立っても、フラットに本番に向かわれる。受ける体勢ができている“大きさ”を感じました」と厚い信頼を寄せていた。

タイトルにちなみ、選んだ花束でその人への“本当の思い”がわかる「花束占い」を実施。菅田と有村が、5種類の花束から贈りたいものを選び、相手へ贈呈することになった。「直観という部分もありますけど、今日の格好にも似合う」と菅田が選んだのは、オレンジのラナンキュラス。そこに込められていたのは「とても信頼している存在」というもの。「めちゃくちゃ当たってますね。百発百中」という菅田に対し、有村は「嬉しいですね。主演をやらせていただく時は、お芝居のこと以外も考えることがあるんです。今回は菅田君がいてくれたことで、その点が上手く“分散”できたと思うんです」と切り返していた。

有村は、「今の髪型にぴったり」という理由で紫色のヒヤシンスをチョイス。この花が象徴する深層心理は「励ましたい!」だった。「ということは、俺の片思いになってますね。こっちは信頼しているのに“励ましたい”。部活の先輩みたいな感じ」とツッコミを入れた菅田は「でも、確かに会うたびに励ましてくれることが多いかも。姉ちゃん(のような存在)なのかも」と告白。すると、有村は「しっかりしている人ほど、心配になりますよね。ちゃんと『疲れた』とか言えてるかなと」と説明していた。
「花束みたいな恋をした」は、1月29日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
(C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員会
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