ダルデンヌ兄弟最新作「そして彼女たちは」3月27日公開 母子支援施設で暮らす5人の少女の群像劇
2025年12月25日 13:00

ベルギー出身の名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作「Young Mothers(英題)」が「そして彼女たちは」の邦題で3月27日から公開される。ポスタービジュアルと場面写真が披露された。
「ロゼッタ」(1999)「ある子供」(2005)でカンヌ国際映画祭パルムドール大賞を受賞して以降、全作品がカンヌのコンペティション部門に出品され、世界中で100賞以上を獲得するなど、注目を集め続けてきたダルデンヌ兄弟。第78回カンヌ国際映画祭で「ロルナの祈り」(2008)に続き2度目となる脚本賞、エキュメニカル審査員賞をW受賞し、今年度アカデミー賞国際長編映画賞ベルギー代表に選ばれた本作は、母子支援施設で暮らす5人の少女を描いた群像劇だ。これまで、常にひとりの主人公の人生を背中越しに、同じ目線で体験させるかのように映し出してきた彼らの作品とは一線を画し、5人を主人公としながらも、これまで同様に彼女たちが置かれた状況に寄り添い、ともに体験し、最後には鮮やかに伏線を回収していく。

若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、貧困や暴力などさまざまな問題を抱えている。「ひとりじゃ育てられない」「赤ちゃんなんて欲しくなかった」――戸惑い、悩み、苦しみ、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく……。「愛する」ことをのぞむ彼女たちの切なる思いの溢れるまなざしが、観る者の胸に迫る。
キャリア35年以上にして新境地に挑んだ本作へは「ダルデンヌ兄弟の最高傑作(VARIETY)」「初監督作品のような純真さと予測不可能な展開をあわせもつ(PUBLICO)」と各国メディアからも称賛の声が寄せられている。3月27日から、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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