ロマンポルノ50周記念プロジェクトが始動! 第1弾企画はプロジェクトポスターの公募
2021年1月4日 07:00
「日活ロマンポルノ」の50周年を記念した「ロマンポルノ50周記念プロジェクト」の始動が決定し、第1弾企画として「50周年記念プロジェクトポスター」の公募を行うことがわかった。
1971年11月20日、「日活ロマンポルノ」第1弾となる「団地妻 昼下りの情事」(主演:白川和子、監督:西村昭五郎)、「色暦大奥秘話」(主演:小川節子、監督:林功)が公開。2021年11月20日に迎える50周年を記念した同プロジェクトでは、多様性、エンタテインメント性、芸術性を訴求するため、クラシック作品の活性化とともに、70年代、80年代の時代性や文化を伝えるなど、現在の視点からロマンポルノ作品を見つめて、新しい魅力を発信していく。
「日活ロマンポルノ」は、日活が1971年に打ち出した当時の映倫規定における成人映画のレーベル。「10分に1回絡みのシーンを作る」「上映時間は70分程度」などの一定のルールと、製作条件を守れば比較的自由に映画を作ることができた。チャンスを与えられた若手監督たちは限られた条件の中で新しい映画作りを模索し、作品への情熱と、助監督として培ってきた技術と経験で、さまざまな「性」の表現に立ち向かい、男性向けに作られながらも、女性とその生き様を深く美しく描くことを極めていきました。
また、通常3本立ての公開を維持するため量産体制を敷いたことにより、若い人材の育成を促進し、現在に至るまで映画界にその影響を与え続けている。製作終了した88年までの17年間に、約1100本以上作品を継続して公開。その結果、映画史において、最もセンセーショナルな作品レーベルとして国内外で高く評価されている。
日活は15年以降、現在の映倫規定におけるレイティングの再審査を続けており、2020年11月20日時点で、44作品が公開当時から修正することなく「R15+」と指定された。16年~17年に公開されたロマンポルノ・リブート・プロジェクト作品では、塩田明彦監督作「風に濡れた女」が第69回ロカルノ映画祭コンペティション部門で若手審査員賞を受賞。ロマンポルノ作品として初めて海外映画祭のコンペを勝ち抜く快挙を成し遂げ、「ジムノペディに乱れる」(行定勲監督)、「牝猫たち」(白石和彌監督)、「アンチポルノ」(園子温監督)、「ホワイトリリー」(中田秀夫監督)も国際映画祭に招待され、好評を博した。
第1弾企画となる「50周年記念プロジェクトポスター」では、新人、ベテラン問わず活躍の場を提供し、新しい才能を輩出してきたロマンポルノのスピリットを受け継ぎ、プロ・アマ、性別、年齢、居住地問わず一般からデザインを募る。詳細は、以下の通り。
「ロマンポルノ」(または「ROMAN PORNO」)
「50」
※特定の人物を示す(あるいは想起させる)イラスト・写真は使用不可
※第三者が著作権を保有するものを使用しないこと
※これまでいかなる場にも公表していないデザインであること
・特別賞:賞金5万円、副賞あり
・横2508px×縦3541pxのデザインデータ(JPG形式/5MB程度)で作成の上、応募用のメールアドレス(rp50th@nikkatsu.co.jp)に送付
※メールの件名に「ポスター公募作品:(応募者の名前)」と記載すること
※ドメイン拒否を設定している場合、事務局からのメールが届きないため、予めnikkatsu.co.jpのドメイン拒否解除をすること
・2021年1月4日~3月31日必着
※複数作品を応募可能
※入賞した場合、編集可能なデータ形式でのファイルの送付を依頼する可能性あり
・ロマンポルノ公式サイトにて発表します(2021年5月を目途に発表予定)
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