ウォルト・ディズニー・スタジオのトップが交代
2020年12月31日 15:00

ディズニー映画を管轄するウォルト・ディズニー・スタジオのトップを8年間にわたって務めたアラン・ホーン氏が、会長職を退くと発表した。今後はチーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてクリエイティブ面に専念することになるという。
ホーン氏は、1999年に米ワーナー・ブラザースの社長兼最高執行責任者(COO)に就任。以来、「ハリー・ポッター」シリーズや「ダークナイト」シリーズなどで黄金期を築いたものの、2011年、当時67歳という高齢を理由に親会社タイムワーナーから解雇された。
その後、ウォルト・ディズニー社のロバート・アイガー氏から誘いを受け、12年にウォルト・ディズニー・スタジオの会長に就任。傘下の実写映画部門ウォルト・ディズニー・ピクチャーズとアニメ部門ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオをはじめ、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルムと友好な関係を構築し、ヒットを連発。16年と18年は全世界興収で70億ドル、19年には110億ドルという新記録を達成している。
19年春、ホーン氏はウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・バーグマン社長を共同会長に任命。同時に、チーフ・クリエイティブ・オフィサーという新たな役職に就任している。
今回の発表によると、21年1月1日からはバーグマン氏が会長、ホーン氏がチーフ・クリエイティブ・オフィサーという新体制となる。
▽アラン・ホーン氏コメント
「過去8年以上にわたりウォルト・ディズニー・スタジオを率いてきたことは大変な名誉で、チャンスを与えてくれたロバート・アイガー会長だけでなく、常にインスピレーションを与えてくれたスタジオのチームには感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの成果に、彼らが私と同じくらい誇りを持っていてくれるといいのですが。素晴らしい日々を過ごさせてもらって、いまこそラインナップのクリエイティブ面に集中すべき時期だと感じています。なお、スタジオの新会長に就任するアラン・バーグマンは、初日から私を支えてくれた人物です。最高のパートナーであり、チームにこれ以上の経営者はいません」
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