濱口竜介監督作「ハッピーアワー」リバイバル上映が決定! 公開5周年を記念
2020年12月3日 12:00

濱口竜介監督作「ハッピーアワー」が、公開5周年を記念して、東京のシアター・イメージフォーラム、京阪神3館でリバイバル上映されることが決定した。
第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門正式出品作「寝ても覚めても」、黒沢清監督作「スパイの妻」(第77回ベネチア国際映画祭・銀獅子賞受賞)への脚本参加など、大躍進を続ける濱口監督。2015年に公開された「ハッピーアワー」は30代後半の女性たちを主人公に、4人それぞれの家庭や仕事、人間関係を丁寧に描きながら、どこにでもいる“普通”の女性たちが抱える不安や悩みを、緊張感あふれる3部構成のドラマとしてつくりあげた作品だ。
第68回ロカルノ国際映画祭ではインターナショナル・コンペティション部門の最優秀女優賞を獲得し、公開前から大きな話題に。第37回ナント三大陸映画祭では「銀の気球」賞と観客賞、第26回シンガポール国際映画祭では最優秀監督賞を受賞するなど世界の注目を集め、のちにアンコール上映がなされるほどの盛況ぶりだった。


映画批評家で青山学院大学准教授の三浦哲哉氏は、15年の本作公開時にこうコメントを寄せている。「5時間17分は、掛け値なしに、あっという間に過ぎた。そして映画を見終えた後、その外の世界の見え方は、果たして、劇的に変わってしまったように思われた。あかりや、純や、桜子や、芙美が、たがいの『微笑』に秘められている、とほうもない数のニュアンスを丹念に聴き届けようとするその時間を共有し終えたいま、街を歩き、見知らぬ顔とすれ違うたび、それらの顔に、同様のひろがりや深さを予感せずにいることはできないからだ」。

「ハッピーアワー」の特別鑑賞券は、3600円(3回券:第1部 106分/第2部 96分/第3部 115分 合計317分)。劇場窓口での購入者には、先着でオリジナルステッカーがプレゼントされる。劇場情報は、以下の通り(上映スケジュールの詳細は、各劇場の公式HPに掲載)。
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