勝地涼、誰にも負けない“森山未來愛”「かっこいいんですよ」 北村匠海は10キロ減量の苦労明かす
2020年11月30日 17:00

「百円の恋」の武正晴監督がメガホンをとった「アンダードッグ」の公開記念舞台挨拶が11月28日、都内で行われ、森山未來、北村匠海、勝地涼、武監督が登壇。初めてボクシングに挑み、共に過酷な撮影を乗り越えた森山、北村、勝地が、ストイックに追い込んだトレーニングや撮影秘話を語った。
本作は、“咬ませ犬”として踏み台にされながらも這い上がろうともがく崖っぷちボクサー・末永晃(森山)、児童養護施設で晃と出会い、ボクシングに目覚める大村龍太(北村)、テレビ番組の企画でボクシングの試合に挑む宮木瞬(勝地)のドラマが、リング上で交錯していくさまを前後編で描く。
それぞれの登場人物は、最初に名前が挙がった理想通りのキャスティングとなった。森山は、オファーを受けた理由について「もう、武監督と脚本の足立紳さんの『百円の恋』が素晴らしかったので、そのチームが再結集してボクシング映画を作ると聞いて、あの世界観に僕が飛び込めると思うと魅力的だなと思いました」と即答。北村は「20代前半の誰しもがこの挑戦を突きつけられたら、リングを上るしかないだろうと思います。そんな挑戦を僕に送ってくださったので、二つ返事でやりますとお答えさせていただきました」と振り返り、実際の撮影については「正直、撮影は覚悟をしていた以上の大変さではありましたが、後編で描かれる森山さんとの試合シーンは、乗り越えた後に何とも言えない達成感があって、いい経験をさせていただいたなと思いました」と手ごたえをにじませる。

勝地は「僕は、武監督と足立さん、そして未來くんと北村くんが出演すると聞いて、『やります!』と。後から『芸人の役なんだ、ネタがあるんだ』と知ってプレッシャーが襲ってきました。台本のト書きにも『ネタをやる。面白くない』としか書いてなくて(笑)」と裏側を明かす。

撮影前にはそれぞれ役作りに励み、約1年前からトレーニングを積んだ森山は「ボクシングを観る習慣も格闘技をやることもなかったので、パンチを打つことから始めて、殴ったことも殴られたこともないから、その感覚を知りたい一心で練習しました」。約10キロの減量を行った北村は「ウェイトトレーニングをするよりは、ボクシングで体重を落とそうと思ったので、食事軽減やシャドー、縄跳びをして、走って、というトレーニングをやっていたのですが、他の仕事にも結構支障が出てしまうこともあって……そういうものも乗り越えていきました」、勝地は「ボクシングの技術を磨くよりは、パンチを受けたり、大振りで外す練習を何度もして、泣きたくなるくらい追い込んで体力をつけていきました」と、それぞれエピソードを披露した。

また、作品にちなんで“これなら自分がチャンピオンだ”と周囲に誇れる特技を問われると、勝地は「森山未來を愛していることにも誰にも負けない! 未來くんのことを10代から見てきたんですが、かっこいいんですよ。初めて会った時から異質だった。個性があって、やりたいことを表現して、世界にも行って、どこまでも遠くに行くなぁって。この映画の撮影で、一番嬉しかったのは、森山未來に『勝地良かったね』って言ってもらえたことです!」と告白。森山も照れた様子で笑い、仲の良さを見せつけた。
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