名匠テレンス・マリックの魅力とは?「ソング・トゥ・ソング」ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダーがコメント
2020年11月30日 13:00

「ツリー・オブ・ライフ」「天国の日々」などの名匠テレンス・マリックの最新作「ソング・トゥ・ソング」に出演するライアン・ゴズリングとマイケル・ファスベンダーが、マリック監督のオリジナリティとその魅力を語った。
映画は、アメリカ屈指の音楽の街オースティンで、4人の男女の人生が交差するなかで生まれる愛と裏切りの物語。ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンという豪華な面々がメインキャストとして共演を果たしたほか、リッキ・リー、イギー・ポップ、パティ・スミス、ジョン・ライドン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズといった多彩なミュージシャンが出演している。撮影は「ゼロ・グラビティ」などで3度のアカデミー賞を受賞したエマニュエル・ルベツキが担当した。
劇中で成功した音楽プロデューサーのクック役を演じたファスベンダーは、マリック監督との仕事を「いままで経験したことのない感じだった。とても激しく、何かに挑戦する感じで、やりがいのある、面白く、恐ろしい経験」と振り返る。「監督は本物のオリジナルの人で、この国の偉大な詩人のひとり。自分にとってはテレンス・マリック作品に出演するのは夢であり、学校に戻って色々と学び直しているような感じだった」と敬意を表した。
一方、売れないソングライターのBV役を演じたゴズリングは、「皆、テレンス・マリック作品に出演したい、一緒に仕事がしてみたいと思っていて。テレンス・マリックは、数秒その映画を見ただけでその監督の作品だとわかる数少ない監督」とその才能の稀有さを熱弁。「いままで培ってきたものや、知ったり学んだりしてきたことをすべて置き去りにしてただただ飛び込んでいく、本当に素晴らしい経験でした」と語っている。
「ソング・トゥ・ソング」は、12月25日に新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
いままで経験したことのない感じだった。とても激しく、何かに挑戦する感じで、やりがいのある、面白く、恐ろしい経験でもあった。彼は常に執筆していて、特に決まった台本があるわけではないので、セリフをこんなに短時間に覚えるのは大変だった。監督は書いたセリフを読ませてくれるが、ほとんど即興でやらなくてはいけない。映画全体が、監督が実権を握っている即興で成り立っている。監督は本物のオリジナルの人で、この国の偉大な詩人のひとり。自分にとってはテレンス・マリック作品に出演するのは夢であり、学校に戻って色々と学び直しているような感じだった。
皆、テレンス・マリック作品に出演したい、一緒に仕事がしてみたいと思っていて。テレンス・マリックは、数秒その映画を観ただけでその監督の作品だとわかる数少ない監督です。これは非常にレアなことで、その監督作に出演するのも同じような感じです。普通の映画作りとまったく異なるやり方、アプローチで映画を作るし、常に何かを探しているというか、求めていて、毎日自分がそれのお手伝いができるのが嬉しいというか。まったく新しい未知の経験でした。突然パティ・スミスが現われて数日一緒に過ごしたり、撮影したり。とにかく完全にユニークな経験で、いままで培ってきたものや、知ったり学んだりしてきたことをすべて置き去りにしてただただ飛び込んでいく、本当に素晴らしい経験でした。
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