コリン・ファース、中国発大ヒットWebゾンビ漫画の実写映画化に主演
2020年11月11日 11:00
オスカー俳優のコリン・ファースが、中国発の大人気デジタルコミック「Zombie Brother(原題)」を実写映画化するアクションコメディ「New York Will Eat You Alive(仮題)」で主演を務めることが明らかになった。米Deadlineが独占で報じている。
中国最大級のIT企業「テンセント」が出版するデジタルコミック「Zombie Brother(原題)」は、古代の棺を開けたことで給水源が汚染されてしまった架空の町を舞台に、水道水を飲んでゾンビ化した町の住人たちが巻き起こす騒動を描いたサバイバルコメディ。2013年には配信向けにアニメシリーズ化され、2シーズンで視聴回数累計37億回を記録した。
米STXフィルムズとテンセントの共同製作による実写映画化では、アレックス・ルーベンス(「キアヌ」)が執筆した脚本を、「ドクター・ドリトル」のダン・グレゴールとダグ・マンドが現在リライト中で、「ロマンティックじゃない?」「ハロルド&クマー クリスマスは大騒ぎ!?」などのドタバタコメディで知られるトッド・ストラウス=シュルソン監督がメガホンをとる。
また、俳優のチャニング・テイタムが自身の製作会社フリー・アソシエーションを通じてプロデュースにあたるほか、ストラウス=シュルソン監督がエドワード・チェンとともに製作総指揮を務める。
STXフィルムズのアダム・フォゲルソン会長は、ファースのキャスティングについて「『英国王のスピーチ』から『キングスマン』まで、いつでもどんな作品でもこれぞオスカー級! といった素晴らしい演技を魅せてくれるコリンと、再びタッグを組むことができて興奮しています。コリンには、抜群のコメディセンスを余すところなく発揮してもらいつつ、ぜひ楽しんで演じてほしい」と語っている。
米作家フランシス・ホジソン・バーネットの名作小説「秘密の花園」を、STXフィルムズが再映画化した新作「ザ・シークレット・ガーデン(原題)」で主演を務めたファースには今後、同じく英国出身のオスカー女優オリビア・コールマンと共演する「Mothering Sunday(原題)」、スタンリー・トゥッチとゲイカップルを演じる「Supernova(原題)」、第2次世界大戦中にイギリス軍が遂行した諜報作戦の実話を描くジョン・マッデン監督の戦争ドラマ「Operation Mincemeat(原題)」など、主演作が多数控えている。