アレサ・フランクリンの伝記映画と「トゥームレイダー2」が公開延期に
2020年11月4日 12:00

米MGMが、ジェニファー・ハドソン主演「リスペクト(原題)」と、アリシア・ビカンダー主演「トゥームレイダー2(原題)」の公開延期を発表した。
「リスペクト(原題)」は、ソウルの女王と呼ばれたアレサ・フランクリンの伝記映画で、ハドソンがフランクリン役を演じるほか、フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、メアリー・J・ブライジ、タイタス・バージェスが出演している。「ウォーキング・デッド」などの演出で知られるリーズル・トミー監督がメガホンをとった。
同作は当初、クリスマスの全米公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年1月15日に延期されていた。だが、アメリカ市場のみならず、ヨーロッパで再びロックダウンの動きが出ていることから、全米公開を21年4月13日に再延期した。
「トゥームレイダー2(原題)」(ベン・ウィートリー監督)は、「トゥームレイダー ファースト・ミッション」の続編で、前作に引き続きビカンダーがヒロインのララ・クロフト役を演じる。同作は当初、3月19日に全米公開を予定していた。新たな公開日は設定されていない。
コロナ禍で公開された初のハリウッド大作として注目された超大作「TENET テネット」(クリストファー・ノーラン監督)が全米市場で苦戦を強いられていることから、現在「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」や「ブラック・ウィドウ」など、年内に公開を予定していた大作映画が相次いで公開延期となっている。今回、MGMが来春公開予定だった「リスペクト(原題)」と「トゥームレイダー2(原題)」を延期したことで、ますます劇場は厳しい立場に立たされることになった。
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