「ヤクザと家族 The Family」主題歌はmillennium parade 綾野剛「恐ろしい曲が生まれた」
2020年10月26日 08:00

綾野剛と舘ひろしが初共演を果たした映画「ヤクザと家族 The Family」の主題歌を、常田大希(King Gnu)率いる気鋭の音楽集団「millennium parade」が手掛けることが決定。本作のために書き下ろされた楽曲のタイトルは「FAMILIA」。あわせて、同曲が使用された予告編(https://youtu.be/DTER1zzFecM)もお披露目された。
第43回日本アカデミー賞で主要3冠を獲得した「新聞記者」の製作陣と、藤井道人監督が再タッグ。様々な問題をはらんだ“ヤクザ”というテーマを、1999年、2005年、2019年、変わりゆく3つの時代の価値観で切りとりながら、男たちの生き様を描いている。綾野がヤクザの世界へ足を踏み入れた男・山本賢治役、舘が山本に手を差し伸べ“家族”という居場所を与えた柴咲組組長・柴咲博を演じている。
「millennium parade」へのオファーは、綾野が脚本を読んだイメージから藤井監督に提案したことがきっかけだ。「映画を観終わった後に、その世界を生きていない第三者の愛が、どうこの作品とお客様の懸け橋となってくれるのか、今自分たちが心の中に宿している静かなマグマを治癒してくれるのは、(常田)大希しかいなかった」と振り返る綾野。一方、藤井監督は「映画には主題歌が付きもの。この作品の話が立ち上がってすぐに企画を書いて、綾野さんに渡したんです。綾野さんも一俳優として、一スタッフとして、作品の全てに関わってくれて。この脚本を読んだイメージで常田さんが書く楽曲を主題歌にどうかなって提案してくださったんです。そんなにすばらしい機会があるんだったら、是非僕もオファーしたいですということで、綾野さんのおかげです」と語っている。

「とにかくお前が思う最高のものを出してくれ」。そんな熱いラブコールを受けた常田は、オフライン(仮編集)状態の映像を基に、楽曲の制作に着手。「“ヤクザ”を題材にしている作品ではあるけれども、かといってヤクザ映画というそういう印象は全く無くて、多かれ少なかれ誰しもが生きていれば起きえること、生きていれば感じるような普遍的な紡ぎ方がもうオフラインの時点で出来上がっていたので、のっかるだけだった」という常田。映像を見てから約1週間という短期間でデモを作り上げてみせ、綾野に「やばいのできた」と即報告。楽曲を聞いた綾野は「傑作、『FAMILIA』。恐ろしい曲が生まれた」と率直な気持ちを語っている。
そして、エンドロールに主題歌が入った完成版について「感想を表現するには言葉では足らない。魂がえぐられた。今日まで生きてきて出会った事のない感情です。エンドロールで歌詞が流れるのを観た時、体内から溢れ出るモノを必死に抑えた。私にとって人生最愛の作品が生まれました」(綾野)と感無量の様子。常田は「(完成版を観て)号泣しちゃいましたね。曲を作った過程とか関係なく、ただただ映画に持っていかれて。自分が作ったもので号泣を加速させられるとは思ってなかったなっていうぐらい凄いはまって。本当にこの相乗効果って、、、(ぐっと)きました。そして、作品に出ている役者の方々もみんな凄くて、誰一人欠けちゃいけないっていうぐらいしっくりきて。関わらせてくれてありがとうございます。本当に自分にとってとても重要な作品になりました」とコメントを寄せている。
「ヤクザと家族 The Family」は、21年1月29日に全国公開。
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