都会に暮らす男女の葛藤、孤独 「パリのどこかで、あなたと」予告公開
2020年10月14日 12:00

「スパニッシュ・アパートメント」(01)からはじまる“青春三部作”や、「おかえり、ブルゴーニュへ」(17)など、現代フランス映画界を代表するセドリック・クラピッシュ監督の最新作「パリのどこかで、あなたと」の予告映像が披露された。
本作は、SNSでは埋められない孤独や、仕事に対する不安を抱える男女が、葛藤しながらも過去を受け入れ前進する姿を描いた物語。主演を務めるのは、フランスの映画・テレビ・演劇界で活躍するアナ・ジラルド。マッチングアプリで一夜限りの恋を繰り返すも、ありのままの自分をさらけ出すことができずに悩む女性メラニーを繊細に表現した。第72回カンヌ国際映画祭で将来の活躍が期待される若手俳優に贈られるショパール・トロフィーを受賞したフランソワ・シビルが、仕事に悩みやストレスを抱えながらも前向きに生きようともがく男性レミーを演じている。
予告映像は、過去の恋愛を引きずり心の穴を埋められないメラニーと、仕事のストレスを抱えて眠れないレミーがそれぞれの悩みと向き合い、不器用に生きる姿が映し出される。寂しさを紛らわそうとするが、なかなか上手くはいかない2人。パリという都会の隣り合うアパートメントで暮らしながらも、知り合うこともなく、同じような孤独を抱える2人が、人とのつながりを求め葛藤する等身大の姿が描き出されている。
「パリのどこかで、あなたと」は12月11日から、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、kino cinema立川高島屋S.C.館、kino cinema横浜みなとみらいほか、全国順次公開。
(C)2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA
関連ニュース





【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00
