コロナ禍の英国で寄付51億円を集めた100歳の退役軍人が映画に
2020年9月30日 13:00

[映画.com ニュース] コロナ禍のイギリスで医療従事者らのために3890万ポンド(約51億円)もの寄付を集め、国民的英雄となった100歳の退役軍人トム・ムーア大尉の物語が映画化されることがわかった。米バラエティが伝えている。
第2次世界大戦で従軍したムーア大尉は4月初旬、新型コロナウイルスとの闘いで最前線に立つ医療従事者らを支援しようと、NHS(国民保険サービス)に1000ポンド(約13万円)の寄付金を募るキャンペーンを開始。4月30日に100歳の誕生日を迎えるまでに自宅の庭を100往復すると宣言した。
すると、毎日歩行器を使って黙々と庭を歩くムーア大尉の姿がニュースなどを通じて世界中に広まり、“キャプテン・トム”の愛称で親しまれるようになり、誕生日当日に名誉大佐の称号を、5月にはエリザベス女王からナイトの爵位を授与されている。
同作は、争奪戦の末に映画化権を獲得した英フレッド・フィルムズとパウダーケグ・ピクチャーズの共同製作。「輝ける人生」「フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて」のニック・モアクロフトとメグ・レナードが脚本と製作を担当するほか、ジェームズ・スプリングがプロデューサーとして名を連ねる。
モアクロフトとレナードは、共同声明で「キャプテン・トムは、不屈の精神と人間の底力を体現する存在です。世界中の人々に勇気を与えるであろうこのユニークな物語を映画化することで、本当の彼を皆さんに知ってもらえればと願っています」と語っている。一方で、当のムーア大尉は、「100歳の俳優が存在するかどうかは知りませんが、マイケル・ケインかアンソニー・ホプキンスなら、きっと見事に演じてくれるはず。もちろん、老けメイクを使ってね」と茶目っ気たっぷりにコメントしている。
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