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IMAXが主要カメラメーカーとパートナー契約

2020年9月27日 08:00

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「デューン 砂の惑星」
「デューン 砂の惑星」
(C)2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

[映画.com ニュース] 巨大スクリーンや高画質映像など独自の映写システムを提供するIMAX社が、ARRIやパナビジョン、ソニー、Redなど映画撮影用のカメラメーカーと新たなパートナー契約を結んだと、米ハリウッド・レポーターが報じている。

IMAXの劇場で上映されるハリウッド映画の多くは、実は撮影後にIMAX方式に変換されたものだ。「Filmed in Imax」(IMAX用のカメラで撮影された)というお墨付きを得るためには、「ダンケルク」や「TENET テネット」のクリストファー・ノーラン監督が愛用するIMAXのフィルムカメラか、IMAX社がARRIと共同開発したARRI 65 Imax Digital Cameraで撮影する必要があった。

近年、ラージフォーマットシネマカメラの著しい進歩を受けて、IMAX社はARRIのAlexa LFとMini LF、パナビジョンのMillennium DXL2、RedのRanger Monstro、ソニーのVeniceを「Filmed in Imax」のカメラに新たに認定すると発表。これにより、ハリウッド映画の撮影監督は自分の好きなカメラを利用しつつ、その映像を変換することなしにIMAXに提供できるようになった。

この恩恵を最初に受けるのは、ドゥニ・ビルヌーブの「デューン 砂の惑星」と、ジョセフ・コシンスキー監督の「トップガン マーベリック」になりそうだ。「バイス」や「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のクレイグ・フレイザーが撮影監督を務める「デューン 砂の惑星」はARRIのAlexa LFで撮影、「オブリビオン」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のクラウディオ・ミランダが撮影監督を務める「トップガン マーベリック」はソニーのVENICEで撮影されている。どちらも、IMAX社が契約締結を発表する前から、アスペクト比や圧縮率、カラーグレーディングに至る調整についてIMAX社と協議を重ねてきたという。

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