エリザベス・モスが、人生の再起を懸けたカリスマパンクロッカーを熱演! 9月公開&予告完成
2020年9月12日 11:30

[映画.com ニュース]エリザベス・モスが、人生の再起を懸けたパンクロッカーを演じる「Her Smell」(原題)が、「ハースメル」の邦題で、9月25日に公開されることがわかった。あわせて予告編とポスタービジュアル、場面写真11点が一挙にお披露目。カリスマ的な人気を誇るベッキー・サムシングの苦悩と再生を通して、彼女の生き様を体現したモスの熱演がおさめられている。
「プーと大人になった僕」の脚本を手掛けたアレックス・ロス・ペリー監督と、「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」「透明人間」のモスが、「Queen of Earth」(日本未公開)に続き再タッグ。「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」のカーラ・デルビーニュをはじめ、ダン・スティーブンス(「美女と野獣」)、アシュリー・ベンソン(「スプリング・ブレイカーズ」)、エリック・ストルツ(「バタフライ・エフェクト」)、バージニア・マドセン(「赤ずきん」)、アンバー・ハード(「アクアマン」)らが集結した。
女性3人組パンクロックバンド「サムシング・シー」のメインボーカル・ベッキーは、その音楽性と過激なパフォーマンスが、熱狂的なファンに支持されていた。一方で、彼女の言動は常に世間の注目を集め、周囲の批判やプレッシャーにより、徐々に心身のバランスを崩していく。人気に陰りが出始めた焦りから呪術師に心酔し、ドラッグやアルコールに溺れていくベッキー。バンドメンバーや関係者との間にも大きな亀裂が生じ、常軌を逸した行動が引き金となって、遂に舞台から引きずり降ろされてしまう。
そして数カ月後、バンド活動を休止し表舞台から退いたベッキーは、アルコールやドラッグを絶ち、自分を取り戻そうと奮闘していた。そんな彼女を救ったのは、最愛の娘・タマの存在。彼女は過去と向き合い、再びステージに立つことを誓う。
予告編にはステージで輝く一方で、周囲との軋轢やトラブルに苦しむベッキーを活写。やがて全てを失いどん底に落ちながらも、バンドメンバーや妹分のバンド「エイカーガールズ」の助けを借り、再び光に向かって歩み出すさまがエネルギッシュに映し出されている。ポスターは、鏡の中の自分自身を見つめる鋭い眼差しと、娘を見守る優しい表情が対照的な仕上がり。「本当の『私』とは何なのか?」というコピーが、様々な“私”の狭間で葛藤するベッキーの内面を暗示している。
モスは自らの役どころについて、「ベッキーは多くのロックスターやパンクシンガー、アーティストのように、エネルギーに溢れている。彼女は信じられないほどの才能と強い個性を持つ女性だが、非常に不安定でドラッグやアルコールに溺れてしまうという弱い一面も持った人物である。彼女は本当の自分を取り戻したいと思っているが、どうすればいいのかわからない」と語った。
「ハースメル」は、9月25日から全国公開。
(C)2018, Something She LLC
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