綾野剛&北川景子が刑事コンビ演じる「ドクター・デスの遺産」予告編 主題歌は「Alexandros」の「Beast」
2020年9月11日 07:00
[映画.com ニュース]綾野剛と北川景子が共演し、ミステリー作家・中山七里氏の小説を実写映画化する「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」の予告編がお披露目された。主題歌は、人気ロックバンド「Alexandros」による書き下ろし楽曲「Beast」に決定。ハイスピードなロックサウンドが彩る映像には、警視庁捜査一課で検挙率1位を誇る敏腕刑事・犬養隼人(綾野)と頭脳派・高千穂明日香(北川)のコンビが、安楽死を手口にする連続殺人犯に挑むさまをシリアスに映し出している。
原作は「第8回 このミステリーがすごい!」で大賞に輝いた「さよならドビュッシー」でデビューを果たし、“どんでん返しの帝王”の異名を持つ中山氏のクライムサスペンス。130人を安楽死させた実在の医師をモデルに、闇サイトで依頼を受けて患者に“安らかな死”を処方する“ドクター・デス”と、捜査チームの息もつかせぬ攻防戦を描く。岡田健史が若手刑事・沢田役を務めるほか、前野朋哉、青山美郷、石黒賢が敏腕捜査員を演じる。「神様のカルテ」「そらのレストラン」の深川栄洋監督がメガホンをとった。
予告編では、終末期の患者ばかりを襲う連続不審死事件の捜査に乗り出した犬養と高千穂の、怒りや葛藤を活写。被害者遺族が口をそろえてドクター・デスをかばう異様な光景に、「人には生きる権利と死ぬ権利があるのです」という不気味な声が重なる。激昂する犬養に「落ち着け!」と高千穂がビンタするひと幕もあり、名コンビとして犯人の存在に迫っていく一方で、ふたりが対立するようなシーンも。遺族に感謝されるドクター・デスは、猟奇殺人犯か、それとも救世主か――。安楽死を手口にする殺人という“禁断の題材”を扱う一筋縄ではいかない物語に、期待が高まる映像となった。
「久々にこんなに激しい曲を作りました」と語る「Alexandros」は、「映画もかなり激しくて、綾野さんも北川さんもアグレッシブでものすごいアクションを披露していて、その激しさに負けず劣らずな楽曲となっていますので是非劇場で楽しんでいただければと思います」とメッセージを託す。
楽曲を聞いた綾野と北川は、「聞いた瞬間、この映画の最後のピースが揃ったと確信しました。犬養が息を吹き返し立ち上がる様に、高千穂が闇を切り裂き真実を導き出すように、語りきれなかった感情が溢れました」(綾野)、「クールなギターのリフからはじまって、エッジの効いたソリッドなバンドサウンドに圧倒されました。この映画のようにスリリングな展開で、歌詞も映画の世界観に沿っていて劇場で聞くのがとても楽しみです。最後のギターはまさにドクター・デスに迫る我々の心情そのものでした」(北川)と、それぞれコメントを寄せた。
「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」は、11月13日から全国公開。