是枝裕和監督の新作始動! 初の韓国映画演出でソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ぺ・ドゥナとタッグ
2020年8月26日 15:47

[映画.com ニュース] 是枝裕和監督の新作プロジェクトが始動し、自身初となる韓国映画の演出を担当することがわかった。仮タイトルは「ブローカー」。ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ぺ・ドゥナがキャスティングされている。
「ブローカー(仮題)」は、「#生きている」「最も普通の恋愛」「国家が破産する日」「MASTER マスター」「プリースト 悪魔を葬る者」などを世に放った韓国の映画社「ジップ」が製作を手がけ、投資配給はCJ ENMが進行。シナリオを準備している段階で、2021年のクランクインを予定している。
韓国の製作陣、俳優とともに長年温めていた本作は、子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていくことができるように用意された“ベビーボックス”を巡る物語。是枝監督は「コロナ自粛中に『愛の不時着』や『梨泰院クラス』にハマったからやることになったわけではもちろん無く(ハマったのは事実ですが)、企画のスタートは、今から5年ほど前に遡るかと思います」と振り返る。
是枝監督「始まりは、やはり、役者さんでした。ソン・ガンホさんとは最初は釜山映画祭で、カン・ドンウォンさんは仕事で東京に来た時にお会いして以来、お二人と、東京や、ソウルや、釜山や、カンヌで交流を続けてきました。最初はご挨拶程度でしたが、お話を重ねていくうちに、一緒に映画を、という流れに自然と変化していきました。ペ・ドゥナさんとは2009年にご一緒してから、『また必ず一緒に、次は人間の役で』と固く誓っていたので、10年越しの夢が叶ったことになります。この3人はもとより、今回は尊敬する韓国のキャスト、スタッフの皆さんの胸を借りる気持ちで撮影に臨みます」
そして「頭の中で3人の名優を動かしながら、今脚本を書いているところで、僕自身が多分1番ワクワクしております」と現在の進行状況を説明。「このワクワクを皆さんに共有していただけるような、スリリングで、ヒリヒリする、それでいて切ない映画にしたいと思っています。今回は、僕にとっては前作に続いて母国と母国語を離れての映画作りになります。言語や文化の違いを超えて一体何が伝わり、共有出来るのか? そもそも監督とはどういう存在なのか? 作品作りを通して、もう少し踏み込んで模索してみたいと思っています」とコメントを寄せている。
フォトギャラリー
関連ニュース





【二村ヒトシコラム】恋愛やセックスや結婚を、しちゃう人であっても、しないと決めている人であっても、それらの現象と感情について考える面白い映画 「オスロ、3つの愛の風景」
2025年9月14日 17:00

映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画