リドリー・スコット監督×レディー・ガガ主演作でデ・ニーロ&パチーノ再競演が実現か
2020年8月24日 18:00
[映画.com ニュース] 名匠リドリー・スコットがレディー・ガガ主演でグッチ創業者一族を描く米MGMの新作「Gucci(原題)」に、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、アダム・ドライバー、ジャレッド・レトらが出演交渉中であることがわかった。米Deadlineが独占で報じている。
同作は、1995年に起きたグッチ創業者グッチオ・グッチの孫マウリツィオ暗殺事件を軸に、グッチ一族の盛衰を描く意欲作。貧しい家庭に育った野心家のパトリツィア・レッジアーニは、一族の財産目当てでマウリツィオに接近し、結婚にこぎつけるも、やがて彼女の本性に気づいたマウリツィオに捨てられる。激怒したパトリツィアは、殺し屋を雇って夫を殺害。暗殺の首謀者として懲役29年の有罪判決を受け、18年間服役したのち2016年に釈放されている。「アリー スター誕生」での熱演が記憶に新しいガガが、パトリツィア役で主演を務める。
同企画は当初、スコット監督の妻であり、女優業のかたわらプロデューサーとしても活躍するジャンニーナ・ファシオが立ち上げたもの。2001年のサラ・ゲイ・フォーデン著「ザ・ハウス・オブ・グッチ(原題:The House of Gucci: A Sensational Story of Murder, Madness, Glamour, and Greed)」を基に、ロベルト・ベンティベーニャが脚本を執筆。ファシオと、メガホンをとるスコット監督が、夫妻の製作会社スコット・フリーを通じてプロデュースにあたる。
デ・ニーロ、パチーノ、ドライバー、レトのほか、ジャック・ヒューストン(「アメリカン・ハッスル」「アイリッシュマン」)とリーブ・カーニー(「テンペスト」)が出演交渉中だが、それぞれがどの役柄かは現時点で明らかになっていない。
なお、スコット監督は現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していた最新作「The Last Duel(原題)」の撮影再開に向けて準備中で、同作を完成させ次第「Gucci(原題)」に取りかかるものと見られている。