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「セノーテ」公開記念 小田香特集2020開催決定

2020年8月5日 16:00

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小田監督の10年にわたるフィルモグラフィー9作品を上映
小田監督の10年にわたるフィルモグラフィー9作品を上映

[映画.com ニュース]タル・べーラに師事し、第1回大島渚賞を受賞した小田香最新作「セノーテ」の公開を記念した特集上映「小田香特集2020」が9月5日に開催、小田監督の10年にわたるフィルモグラフィー9作品が上映される。

小田監督は1987年大阪府生まれ。2011年、アメリカ、ホリンズ大学教養学部映画コースを修了後、卒業制作の中編作品「ノイズが言うには」が、なら国際映画祭2011 NARA-wave部門で観客賞を受賞。東京国際LGBT映画祭など国内外の映画祭で上映される。2013年、映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factory に第1期生として招聘された。2015年に完成したボスニアの炭鉱を主題とした第1回長編作品「鉱 ARAGANE」が山形国際ドキュメンタリー映画祭2017・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。世界に羽ばたく新しい才能を育てるために2020年に設立された大島渚賞では第1回の受賞者となった。

上映作品はタル・ベーラが激賞したデビュー作の中編「ノイズが言うには」から、日本初公開の長編「あの優しさへ」と第1回長編作「鉱 ARAGANE」、短編の6本がラインアップされている。9月5日~18、20、27、10月4日に新宿K's cinemaにて開催。上映スケジュールは後日「セノーテ」ホームページにて告知する。最新作「セノーテ」は、9月19日から新宿K’s cinemaほか全国順次公開。

小田香監督
小田香監督
小田香監督コメント
新作「セノーテ」の公開に伴い、2010年から2019年の間に制作した作品の特集上映をしていただけることになりました。これまでつくってきた個性の違う作品らを特集していただくことで、ひとつの作品からのみでは提示できない、いち作り手の世界観に触れていただける機会になることを願っています。様々な映画を撮ってきましたが、そのうちのひとつにだけここで言及したいと思います。映画を志してから、はじめて撮った「ノイズが言うには」(10)のことです。いくつかの映画祭以外では、これまで積極的に上映をしてきませんでした。制作中、カメラの暴力性に傷つき、人を傷つけたことに意識的になってから、上映によりまた己が傷つくこと、そして人を傷つけることになるのではという懸念がありました。 今回、公開を決めたのは、いまこの作品は人に観てもらう時期になったのではないかという想いと感があるからです。撮影から10年が経ちました。ノイズからずっと抱いてきた「胸のつかえ」に、「あの優しさへ」(17)で向き合い、その後「セノーテ」が完成し今日へと至ります。映画の地平は見通せず、反省と発見、探究と修練の日々ですが、10年でひとりの人間がたどった軌跡になにかしら面白みを感じていただけたら幸甚です。

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