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非日常を求めてラブホテルの扉を開く――波瑠主演「ホテルローヤル」ポスター完成

2020年7月30日 18:00

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北国のラブホテルで繰り広げられる群像劇
北国のラブホテルで繰り広げられる群像劇
(C)桜木紫乃/集英社 (C)2020映画「ホテルローヤル」製作委員会

[映画.com ニュース] 波瑠が主演し、第149回直木賞を受賞した桜木紫乃氏の小説を実写映画化する「ホテルローヤル」のポスタービジュアルが初披露された。

累計発行部数90万部を突破した原作は、桜木氏自身の生家でもある北海道・釧路湿原に立つラブホテルを舞台に、現在から過去へ時間軸をさかのぼり、ホテルの盛衰とそこを訪れる人々の生と性を、切なくも瑞々しいタッチで描いた7編からなる連作小説。映画版は、武正晴監督がメガホンをとり、NHK連続テレビ小説「エール」の清水友佳子が脚本を担当。閉塞感のある日常を離れ、ホテルローヤルの扉を開く男女、問題を抱える経営者家族・従業員のそれぞれの人生模様を、経営者家族のひとり娘・田中雅代(波瑠)を主軸に描く。

ポスターは、物語の舞台となるホテルローヤルの外観に加え、雅代、ホテルを訪れるスタッフや客をとらえた場面写真で構成されたもの。雅代が淡い恋心を抱くアダルトグッズ会社の営業・宮川(松山ケンイチ)、雅代の父親・大吉(安田顕)、母親・るり子(夏川結衣)、ホテルローヤルのパートタイム従業員(余貴美子原扶貴子)、親に見捨てられた女子高生(伊藤沙莉)、妻の浮気に耐える高校教師(岡山天音)、親との同居でなかなか肌を合わせる時間がない夫婦(正名僕蔵内田慈)などを活写。「孤独を抱える人々は『非日常』を求め、扉を開く――」という言葉が添えられている。

ホテルローヤル」は、11月13日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

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