メル・ギブソン×ショーン・ペン初共演! 世界最大の辞典誕生にまつわる、学者と殺人犯の実話を映画化
2020年7月13日 12:00
[映画.com ニュース] メル・ギブソンとショーン・ペンという名優ふたりが初共演を果たした映画「ザ・プロフェッサー・アンド・ザ・マッドマン(原題)」が、「博士と狂人」の邦題で、10月16日に公開されることがわかった。原作は、世界最大の辞典「オックスフォード英語大辞典」誕生にまつわる、孤高の学者と殺人犯をめぐる実話ベースにしたノンフィクションベストセラー。ギブソンが20年以上情熱を傾け、映画化が実現した。
初版発行まで70年以上の歳月を費やした、世界最高峰と称される「オックスフォード英語大辞典」。この辞典の礎を築いたのは、“学者”と“殺人犯”だった――。この驚くべき事実をドラマティックに描いたノンフィクション本「博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話」(サイモン・ウィンチェスター著)の映画化に真っ先に名乗りをあげたのは、「ブレイブハート」「ハクソー・リッジ」など監督としても高い評価を得るギブソン。「ミスティック・リバー」「ミルク」で、2度のアカデミー賞主演男優賞に輝いたペンと初タッグを組んだ。
貧しい家に生まれ学士号を持たない学者マレー(ギブソン)と、エリートでありながら精神を病んだアメリカ人の元軍医マイナー(ペン)。異端の天才ふたりは、辞典づくりという壮大なロマンを共有し、固い絆で結ばれていく。しかし、大英帝国の威信をかけた一大事業に犯罪者であるマイナーが協力していることが露見し、プロジェクトは暗礁に乗り上げてしまう。やがて、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込む大騒動へと発展していく。
「博士と狂人」には、ほかナタリー・ドーマー(「ゲーム・オブ・スローンズ」)、エディ・マーサン(「バイス」)、スティーブ・クーガン(「僕たちのラストステージ」)が共演。10月16日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。