ストックホルム症候群の語源となった歴史的強盗事件 イーサン・ホーク主演作、11月公開

2020年7月6日 12:00

「ブルーに生まれついて」のロバート・バドロー監督と再タッグ!
「ブルーに生まれついて」のロバート・バドロー監督と再タッグ!

[映画.com ニュース] イーサン・ホークが「ブルーに生まれついて」のロバート・バドロー監督と再タッグを組んだ「Stockholm(原題)」が、「ストックホルム・ケース」の邦題で、11月6日から日本公開されることが決定した。

本作は、スウェーデン史上最も有名な銀行強盗事件として知られる5日間の立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)を基にした作品。同事件は、誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となっている。「ストックホルム症候群」は日本人にとっても無縁ではなく、1996年に起きた「在ペルー日本大使公邸占拠事件」においても同様の事象が発生。これは「リマ症候群」と呼ばれている。

何をやっても上手くいかない悪党のラースは、アメリカ人に扮装し、ストックホルムで銀行強盗を実行した。幼い娘を持つブリジッタを含む3人を人質に取り、犯罪仲間であるクラークを刑務所から釈放させることに成功。人質と交換に金と逃走車を要求し、クラークとともに逃走する計画だったが、警察は彼らを銀行に封じ込める作戦に打って出た。現場には報道陣が押し寄せ、事件は長期戦へ。すると犯人と人質の関係だったラースとブリジッタたちの間に、不思議な共感が芽生え始める。

主演のホークが演じるのは、長髪のカツラを被り、アメリカ人風を装って大胆不敵な銀行襲撃事件を起こす強盗犯ラース。不運にもラースの人質になるが、どこか憎めない彼に不思議な感情を芽生えさせていく銀行員ブリジッタ役にノオミ・ラパス、ラースの仲間・クラーク役にマーク・ストロングが扮している。

製作には「ゲット・アウト」「アス」を生み出したジェイソン・ブラムが参加し、制作には人気俳優ウィル・ スミスの会社も名前を連ねている。。また、音楽にこだわりのあるバドロー監督らしく、劇中歌には「新しい夜明け」「今宵は君と」「明日は遠く」「君と二人きり」などボブ・ディランの名曲たちが登場。“自由の国”アメリカに憧れるラースの心境、70年代当時のスウェーデンの雰囲気を感じさせ、強い印象と情感を醸し出している。

ストックホルム・ケース」は、11月6日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほかで公開。

(映画.com速報)

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