「ジョーカー」そっくり新種のクモ、ホアキン・フェニックスにちなみ「ルーリーディア・フェニックス」と命名
2020年7月6日 11:00

[映画.com ニュース] イランでこのほど新種のクモが発見され、その様相が大ヒットDC映画「ジョーカー」でホアキン・フェニックスが演じたタイトルロールに酷似していることから、「ルーリーディア・フェニックス」と命名された。米Syfywireが報じている。
オスカー俳優の名を冠した新種のクモは、フィンランドの名門トゥルク大学の科学者らが発見したもの。白と黒のしま模様に真紅の大きな斑点が広がるなんとも不気味な様相は、笑ったジョーカーそのものだ。
同サイトによれば、新種を発見した科学者が、お気に入りの俳優やミュージシャンにちなんで命名するのは伝統的な慣習で、現に既存の属名である「ルーリーディア」は、ニューヨークのアート界に絶大な影響を与えた故ルー・リードさんからとったものだという。
今回の発見に際して報告書を発表したトゥルク大の研究チームは、「名前の由来」と題されたチャプターで、「本新種の名前は、アメリカの俳優でプロデューサー、動物愛護活動家のホアキン・フェニックスに由来する。2019年の映画『ジョーカー』でタイトルロールを演じた彼の類いまれな名演に敬意を表するとともに、新種の腹部に見られる模様が、かの有名なジョーカーのメイクを思わせることから、適切な名前であると考えた」と解説している。
「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、原作のDCコミックスにはない映画オリジナルのストーリーで描いた「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督)。世界中で大ヒットを記録しただけでなく、第92回アカデミー賞で作品賞を含む最多11部門にノミネートされ、主演男優賞(フェニックス)と作曲賞を受賞するなど、批評家からも絶賛を浴びた。
スパイダーマンをはじめとするスパイダーバースのキャラクターたちを差し置いて、クモの名前の由来となるという皮肉な展開に、ジョーカーも今ごろ真っ赤な口を大きく開けて笑っていることだろう。
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