名撮影監督がかける“光と影のマジック” ウッディ・アレン新作のメイキング&場面写真
2020年6月24日 12:00

[映画.com ニュース] ウッディ・アレン監督の最新作「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」の場面写真とメイキングカットが披露された。きょう6月24日に80歳の誕生日を迎えた本作の撮影監督ビットリオ・ストラーロの姿や、ストラーロこだわりの美しいシーンを切り取っている。
本作は、アレン監督がティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスら人気若手俳優たちをキャストに迎えメガホンをとったロマンティックコメディ。映画監督を取材するためニューヨークにやってきた学生カップルが、運命のいたずらに翻ろうされていくさまを描く。
ストラーロは「地獄の黙示録」「レッズ」「ラストエンペラー」でアカデミー賞の撮影賞を受賞した“光と影の魔術師”。アレン監督とは「カフェ・ソサエティ」「女と男の観覧車」に続き、3度目のタッグが実現した。
本作では、本当の自分を認識してもらえず苦しむキャラクターたちを描くにあたり、キャラクターの顔を不鮮明にする、あえて影を当てる手法などを用いた。ストラーロは「映画において、全てを鮮明に見せることは重要なことではない。キャラクターの前に何かを置いたり、部分的に見せたりすることは多くのケースで効果を生み出すし、観客の興味を引く瞬間を作り出せる」と語る。
シャラメ扮するギャツビー、ファニング扮するアシュリーについては、「ギャツビーは曇り空のニューヨークが好きだ。むしろ小雨が降るくらいの天気をより好み、アシュリーは明るく情熱的だから、彼女には暖色を使った」と、性格の違いを照明やカメラワークで表現。2人が一緒にいるシーンでも、「1日中、漫然と雨は降らさない。時には風が雲を追いやって太陽がのぞき、その後また太陽が隠れるといったように天気で変化をつけたんだ。ギャツビーが曇天のもとでアシュリーを呼ぶシーンでは、彼女のいる場所には暖かな陽を照らしたよ」と明かす。
さらに、アシュリーの動きのあるシーンにはステディカム、ギャツビーには固定カメラを使ったそうで、「アシュリーの動きに必要な、自由さみたいなものを強調するためにステディカムを使ったんだ。彼女は固定観念に縛られることなく、あらゆる事に対して積極的な性格。一方、ギャツビーはよりシンプルな人間関係を求めるタイプの人間だ」と、意図を説明した。
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は7月3日から全国公開。
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