映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

田中裕子が蒼井優と2人1役「おらおらでひとりいぐも」夫役は東出昌大 濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎も参加

2020年6月22日 12:00

リンクをコピーしました。
圧倒的自由と賑やかな孤独を謳歌する桃子さんが主人公
圧倒的自由と賑やかな孤独を謳歌する桃子さんが主人公
(C)2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会

[映画.com ニュース] 田中裕子が主演し、蒼井優と初共演を果たす沖田修一監督作「おらおらでひとりいぐも」に、東出昌大濱田岳青木崇高宮藤官九郎らが参戦していることがわかった。あわせてお披露目されたポスタービジュアルでは、75歳で一人暮らしをしている主人公・桃子さん(田中)を見守るように、若かりし日の桃子さん(蒼井)、そして桃子さんの分身でもある“心の声”たち(濱田、青木、宮藤)がそっと顔をのぞかせている。

横道世之介」「モリのいる場所」の沖田監督が、第158回芥川賞と第54回文藝賞をダブル受賞した若竹千佐子氏の同名小説を映画化。世代を超えて熱烈なファンを持ち、長きにわたって第一線で活躍する名優・田中が、「いつか読書する日」以来15年ぶりの映画主演を務め、沖田監督と初めてタッグを組んだ。蒼井は田中演じる桃子さんの「娘の時代」「妻の時代」を体現し、現代パートでは桃子さんの“脳内の声”を担当した。

1964年に上京してから55年――同じ方言を話す周造と結婚し、主婦となり、ふたりの子どもを育て、これから夫婦水入らずの平穏な日々を過ごそうと思っていた桃子さん。そんな矢先、突然夫に先立たれ、孤独を募らせていた。しかし、図書館で借りた古代生物や地球の本を読み漁るうちに、46億年の歴史に関するノートを作り、万事に問いを立て、その意味を探求するように。ある日、桃子さんの心の声=“寂しさ”たちが、ジャズセッションにのせ、故郷の言葉を話しながら、内から外に湧き上がってきた。桃子さんの生活は、現在と過去を行き来し、いつのまにか“寂しさ”たちとの賑やかな毎日に変わっていく。

ポスターは、「ひとり暮らしの桃子さん。おらの今は、こわいものなし。」という力強いコピーとともに、5人の“桃子さん”が一堂に会しており、「ひとりだけれど、ひとりじゃない」賑やかな日々が垣間見えるビジュアル。雑誌「POPEYE」「BRUTUS」の表紙などで活躍するイラストレーター・高橋将貴によるマンモスや仙人、アノマロカリスのイラストがポップにちりばめられ、桃子さんの新しい“進化”の物語に期待が高まる。

夫・周造役の東出は、「沖田監督の映画が大好きで、いつかご一緒したいと思っていました。素晴らしい台本でしたし、田中裕子さんが主演されると伺って一も二も無く飛びついた次第です」と出演経緯を明かす。「撮影現場では、濃厚で暖かな時間を過ごさせて頂きました。冷え切った桃子さんの手を取り、少しでも暖める事が出来た事に、至上の喜びを感じていました」と振り返った。

濱田&青木&宮藤は、それぞれ寂しさ1、2、3という役名で、桃子さんの分身をユーモラスかつコミカルに演じ上げた。宮藤は現場について、「本当に楽しかったです。映画に出た、役を演じたというより、濱田岳くんと青木崇高くんと僕とで、沖田監督の世界の中で遊ばせてもらったという記憶しかありません」と語る。「田中裕子さんの懐の深さと、決して揺るがない芯の強さが現場を支えていたように思います。心の声を演じる蒼井優さんが、台本片手にずっとセットの隅っこでうずくまっている姿にも涙が出そうになりました。そういうムードが、映像に焼きついていると信じて、今はただただ完成を心待ちにしています」とコメントを寄せた。

そのほか、田畑智子をはじめ、黒田大輔山中崇岡山天音三浦透子六角精児大方斐紗子鷲尾真知子ら俳優陣が豪華共演。「おらおらでひとりいぐも」は、2020年に全国で公開される。

田中裕子 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

aftersun アフターサン

aftersun アフターサン NEW

父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

蒲団

蒲団 NEW

文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。 仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。 監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る