東野圭吾「さまよう刃」中国で映画化!動画配信サービス「IQIYI」のオリジナル作品として製作
2020年6月16日 15:00

[映画.com ニュース]人気作家・東野圭吾氏のベストセラー小説「さまよう刃」が、中国の動画配信サービス「IQIYI」のオリジナル映画として製作されることが決定。既に撮影が始まっており、中国国内では2021年の公開を予定している(日本公開は、現在未定)。
14年に刊行された「さまよう刃」は、未成年の少年たちに最愛の娘を殺された父親の復讐を描くサスペンス。日本では、益子昌一監督がメガホンをとった寺尾聰主演作が2009年に製作され、14年には、イ・ジョンホ監督とチョン・ジェヨンがタッグを組んだ韓国版が発表されている。
中国版を手掛けるのは、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012で上映された「沈黙の歌 Song of Silence」のチェン・ジュオ監督。第23回東京国際映画祭主演男優賞(「鋼のピアノ」)を受賞したワン・チエンユエンが主人公を演じ、第69回ベルリン国際映画祭最優秀男優賞(「在りし日の歌」)に輝いたワン・ジンチュンが特別出演として参加している。
「容疑者Xの献身」「白夜行」の著者として知られる東野氏は、中国国内で高い人気を誇っている作家のひとりだ。書籍の売れ行きランキングでは、東野氏の作品が常に上位にランクインし、そのなかには発売から既に10年以上が経過した作品も。東野作品の大半は中国語への翻訳、出版がされており、「中国の小説は読まないが、東野圭吾先生の作品なら読む」という人々も多く、“国民的作家”と称されるほど圧倒的な人気を誇っている。
日本と同じく、東野作品の“実写版”は次々と誕生している。福山雅治主演で映像化された「容疑者Xの献身」は、17年にアレック・スー監督によって実写映画化。「Hey! Say! JUMP」の山田涼介と名優・西田敏行の共演で映画化された「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、ジャッキー・チェン出演作「ナミヤ雑貨店の奇蹟 再生」が製作された。また、現在「IQIYI」で独占放送中の「十日遊戯(Kidnapping Game)」は、藤木直人の主演映画「g@me.」の原作となった「ゲームの名は誘拐」をドラマ化したものだ。
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