米ワーナー、「TENET テネット」「ワンダーウーマン1984」を公開延期に
2020年6月16日 11:00

[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースが、話題の新作映画「TENET テネット」と「ワンダーウーマン 1984」の全米公開日を揃って延期すると発表した。
クリストファー・ノーラン監督が自ら書き下ろしたオリジナル脚本をもとにメガホンをとる「TENET テネット」は、第3次世界大戦の勃発を防ぐという世紀のミッションを課せられた諜報員の奮闘を壮大なスケールで描くタイムサスペンス。キャストには、主演のジョン・デビッド・ワシントン(「ブラック・クランズマン」)以下、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、アーロン・テイラー=ジョンソン、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーら実力派俳優陣が顔をそろえる。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3月中旬から閉鎖を余儀なくされていたアメリカ国内の映画館にとって、営業再開を告げるファンファーレにふさわしい超大作として期待されていた同作だが、7月17日から同31日に2週間後ろ倒されてしまった。
米バラエティによれば、7月17日から「TENET テネット」を上映予定だった映画館では代替作品として、ノーラン監督の代表作のひとつである「インセプション」の公開10周年を記念したリバイバル上映が行われるとのことだ。
一方で、パティ・ジェンキンス監督、ガル・ギャドット主演の大ヒットDC映画「ワンダーウーマン」の続編「ワンダーウーマン 1984」は、8月14日から10月2日へと約2カ月後ろ倒された。これで3度目の公開延期となった同作では、ジェンキンス監督とワンダーウーマン/ダイアナ役を演じるギャドットが再タッグを組むほか、ダイアナの最愛の恋人スティーブ役のクリス・パインとアンティオぺ将軍役のロビン・ライトが続投。ワンダーウーマンの前に立ちはだかる最強の敵役で、クリステン・ウィグとペドロ・パスカルが新たにキャストに加わる。
ラッセル・クロウ主演のアクションスリラー「Unhinged(原題)」と米ソニー・ピクチャーズのロマコメ「The Broken Hearts Gallery(原題)」の新作映画2本が7月10日に全米公開を控えているとはいえ、現時点で十分な集客が見込める大作は、7月24日に封切られるディズニーの実写版「ムーラン」のみ。7月を目途に営業再開に向けた準備を進めている米大手シネコンチェーン各社にとって、「TENET テネット」の公開延期は大きな痛手となりそうだ。
(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






「罪人たち」あらすじ・概要・評論まとめ ~マイケル・B・ジョーダン×ライアン・クーグラー5度目タッグは全米大ヒット異色ホラー~【おすすめの注目映画】
2025年6月19日 10:00
映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)