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ストーンズ、ドアーズ、ツェッペリン! ロックに憧れた旧ソ連の若者描く「LETO」予告編

2020年6月12日 17:00

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西側諸国の文化が禁じられたソ連時代のレニングラードの若者を描く
西側諸国の文化が禁じられたソ連時代のレニングラードの若者を描く
(C)HYPE FILM, 2018

[映画.com ニュース]ロシアに実在した伝説のバンド「キノ」のボーカルと、その才能を見いだした妻をモデルに、自由と音楽を追い求めた若者たちの姿を描き、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作で、サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞した青春音楽映画「LETO レト」の予告編と場面写真が公開された。

予告編は、T・レックスの「20th Century Boy」をバックに、モノクロの世界にいたずら書きのようなペイントが施された、刺激的で遊び心溢れる映像からスタート。若者たちが浜辺で歌い踊る姿や、電車で血を流しながらも何かを訴えるように歌う姿など、“イカれた若い奴らのパワーにはかなわない”と、溢れんばかりのエネルギーが感じられる。ロックスターを夢見たり、普遍的な切ない恋模様も切り取られている。

画像2(C)HYPE FILM, 2018

1980年代前半、西側諸国の文化が禁じられたソ連時代のレニングラード。アンダーグラウンドではレッド・ツェッペリンや T・レックスといった西側のロックスターたちの影響を受けたロックの息吹が芽生えようとしていた。そのシーンで人気を博していたバンド「ズーパーク」のリーダー・マイクのもとにロックスターを夢見るヴィクトルが訪ねてくる。ヴィクトルの才能を見いだしたマイクはともに音楽活動をスタートさせるが、マイクの妻ナターシャとヴィクトルの間に淡い恋心が芽生え始めていた。無実の容疑で拘束され、現在もロシア政府の監視下にあるキリル・セレブレニコフ監督が1年半の自宅軟禁の中で完成させた。

LETO レト」は、7月24日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。


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