カンヌ選出、河瀬直美監督最新作「朝が来る」10月23日公開
2020年6月4日 17:00
[映画.com ニュース]直木賞、本屋大賞受賞作家・辻村深月氏の同名小説を、河瀬直美監督が映画化した「朝が来る」が、第73回カンヌ国際映画祭の「オフィシャルセレクション2020」に選出された。また、公開日が10月23日に決定した。
河瀬監督が初のミステリー作品を手掛け、センセーショナルなテーマに挑んだ本作は、実の子を授かることが叶わず、特別養子縁組により男児を家族に迎えた夫婦と、中学生で妊娠し、断腸の思いで子どもを手放すことになった幼い母という両者の交差をドラマチックに描く。永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子らが出演している。
河瀬監督にとって、1997年「萌の朱雀」で監督週間/カメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞して以来、カンヌ映画祭への公式出品はこれで8度目となる。コロナウイルスの影響により、現地での上映はかなわなかったが、「【CANNES 2020】のレーベルという称号をいただけたことを誇りにして、これを機に、より多くの人々へこの映画を贈ります」と喜びを語っている。
「朝が来る」は、10月23日から、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
でも、まだ地球ではそれができない。
それは映画という「人生」の続きの場であり未来を形づくるリアルな舞台。
その舞台はきっと、「朝が来る」の上映を待っている。
【CANNES 2020】のレーベルという称号をいただけたことを誇りにして、
これを機に、より多くの人々へこの映画を贈ります。
登場人物たちも、そう願っている。
明けない夜はないのだから。
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