豊田利晃×切腹ピストルズ、楽曲「日本列島やり直し音頭二〇二〇」発表! 向井秀徳、小泉今日子らが参加
2020年6月1日 18:00
[映画.com ニュース] 豊田利晃監督が、短編「狼煙が呼ぶ」の音楽を担当した「切腹ピストルズ」とタッグを組み、楽曲「日本列島やり直し音頭二〇二〇」を制作したことがわかった。ゲストボーカルとして、向井秀徳 (「NUMBERGIRL」「ZAZEN BOYS」)、小泉今日子、マヒトゥ・ザ・ピーポー(「GEZAN」)、ILL-BOSSTINO(「THA BLUE HERB」)、伊藤雄和(「OLEDICKFOGGY」)を迎えており、最新作「破壊の日」のテーマソングに使用される予定だ。
同楽曲は、豊田監督と「切腹ピストルズ」の総隊長・飯田団紅が「2020年の応援歌を作りたい」と考え、19年から企画したもの。原曲は、高田文夫が作詞、佐瀬寿一が作曲を手掛けた「日本列島やり直し音頭」(歌:西方裕之)。高田版を基にした豊田監督と飯田による歌詞、ILL-BOSSTINOの書き下ろしリリックによって、現代版にリメイクされている。
人々の格差が広がり続ける分断と不寛容の時代。現実的な死の脅威として人々に襲いかかるコロナウイルス――そんな日本列島を覆う見えない不穏な空気をはらう“現代のええじゃないか”再来の1曲となった「日本列島やり直し音頭二〇二〇」。コロナ後の社会の中で“もう一度、やり直す!”ことを誓う宣言のような曲に参加したメンバーは、それぞれの思いを口にしている。
飯田団紅「動乱の時代である。やり直し音頭である。歴史を踏まえ、繰り返さず、やり直すのだ。何を、どうする、どんな塩梅。そんな気運を音頭で世界に突きつけてやる。原曲改変を快諾してくれた高田文夫先生をはじめ、様々な音頭取りや協力者。そして本来の盆踊りや音頭のように、この後、唄や踊りは皆々様が好きに当てはめりゃ良い。つらいことや悲しいこと、じたばたを乗り越え、天下泰平いつか未来にまで、少しでも繋がれば本望なり」
向井秀徳「何回だってやり直す。そう、何回だってやり直す!」
小泉今日子「レコーディング参加させて頂き楽しかったです。スカッと晴れた青い空が見たいですね!」
マヒトゥ・ザ・ピーポー「わけのわからない時代を生きているとあれば、このくらいわけのわからないメンツでマイクリレーがあったっていいだろう? そしてそれはある日、わけになる」
ILL-BOSSTINO「橋の下世界音楽祭で喰らって以来、切腹ピストルズと何かを創る事、演る事は念願でした。狂った世の中ど真ん中、参加できて光栄至極であります。いつも撤退できずにずるずると負け戦を重ねて、多くの犠牲を生んできたこの国の哀しき業からやり直すチャンス、俺等は先に行って賑やかしながら待ってます。未来で出会える事を願っております」
伊藤雄和「やり直し、やり直しの日々でした。そして、繰り返す。戒めの様な曲だ」
豊田監督「切腹ピストルズの飯田団紅氏と昨年から計画していたこの曲は、よりによってこんな時代に産み落とされるとは僕自身も想定外でした。混迷の時代に立ち向かうためには一本の映画よりも一曲の音楽の方が広く多くの人たちに伝わる速度は早いと思います。自分自身もレコーディングの過程で多くの勇気を頂きました。高田文夫さん、参加してくれた多くのアーティストに感謝しています。『やり直し』というキーワードが多くの人たちの未来を勇気づけることを願っています」
「日本列島やり直し音頭二〇二〇」は、7月22日に発売。価格は1000円(税込み)。「破壊の日」は、7月24日から東京・渋谷ユーロスペースほか全国公開。6月5日の午後11時59分まで、MotionGallery(https://motion-gallery.net/projects/HAKAInoHI)でクラウドファンディングを実施中。
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