濱田岳×水川あさみの愛憎渦巻く夫婦道!「喜劇 愛妻物語」特報完成&伊ウディネ映画祭出品
2020年5月15日 10:00
[映画.com ニュース]濱田岳と水川あさみが、結婚10年目を迎えた倦怠期の夫婦を演じる「喜劇 愛妻物語」が9月11日に公開されることが決定し、ティザービジュアルと特報2種もお披露目された。あわせて、6月26日に開幕するイタリアの第22回ウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門に正式出品されることがわかった。
「百円の恋」で知られる脚本家・足立紳が監督と脚本を担い、自身の夫婦生活を赤裸々につづった小説「乳房に蚊」(幻冬舎文庫刊)を自ら映画化。いつまでたっても売れる見込みがなく、年収50万円の脚本家・豪太(濱田)と、そんな情けない夫に絶望している酒好きの妻チカ(水川)が織りなす愛憎劇を、痛快かつコミカルに描き出す。子役の新津ちせちゃんが娘・アキを演じているほか、大久保佳代子、坂田聡、宇野祥平、河合優実、黒田大輔、冨手麻妙、夏帆、ふせえり、光石研が共演。第32回東京国際映画祭では、最優秀脚本賞に輝いた。
2種類の特報では、それぞれ車中と路上の異なるシチュエーションで家族の姿が切り取られている。速射砲のように、容赦ない毒舌を夫に浴びせるチカ。そんな妻の罵詈雑言に、たじろぎながらも弱腰で応戦する豪太。そんな両親の会話を全て聞いているアキ。夫婦の地獄のような口喧嘩を、ほぼワンカットでたっぷりと見せている。ティザービジュアルは、“超ダメ夫”豪太と、“超恐妻”アキの様々な表情を活写。「笑えて、呆れて、呆れて、泣ける。愛憎渦巻く夫婦道。」というコピーが添えられている。
本作が出品されるウディネ・ファーイースト映画祭は、ヨーロッパ最大のアジア映画祭。これまで、「カメラを止めるな!」が観客賞第2位にあたるシルバー・マルベリー賞、「翔んで埼玉」がマイ・ムービーズ賞(通常の観客賞とは別にインターネット投票で選出される観客賞)、「メランコリック」が新人監督作品の中で最も優れた映画に贈られるホワイト・マルベリー賞を獲得するなど、日本映画が受賞を重ねてきた。毎年4月下旬に開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の深刻な状況を考慮し、オンラインで6月26日~7月4日に開催される。
「喜劇 愛妻物語」は、9月11日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開予定。