足立紳監督作「喜劇 愛妻物語」製作決定! 濱田岳&水川あさみが四国を旅する崖っぷち夫婦に

2019年7月20日 06:00

子役の新津ちせちゃんも出演
子役の新津ちせちゃんも出演

[映画.com ニュース] 「百円の恋」の脚本家・足立紳が2016年に発表した小説「乳房に蚊」が、「喜劇 愛妻物語」のタイトルで映画化されることが決定。足立が自ら監督&脚本を務め、濱田岳水川あさみ、子役の新津ちせちゃんの共演によって、笑い泣き必至の“人情派夫婦活劇”を描き出す。

売れない脚本家・豪太(濱田)と妻のチカ(水川)は、結婚10年目を迎えた倦怠期の夫婦で、娘のアキ(新津)と3人で暮らしていた。ろくに稼ぎがないため、チカから暴言ばかり浴びせられる日々を送っていた豪太に、ある日チャンスが到来。それは四国に実在する「ものすごい速さでうどんを打つ女子高生」の話を脚本化するという依頼だった。実現の保証もなく、取材の渡航費も出なかったが、豪太はこのチャンスを物にし、あわよくばチカのご機嫌をとろうとしていた。そしてスタートした家族3人でのシナリオハンティング。だが、取材先に辿り着くと、女子高生の実話は、別の者たちによって映画化決定―-早々に目的を失ってしまった3人だったが、4泊5日の旅は続いていく。

プライドと自意識だけは人一倍高い無職同然の脚本家・豪太を演じる濱田は「この映画をひとことで言ってしまうと、妻とヤリたい男の喜劇になると思うのですが、その大元にある家族の愛、目に見えない絆、何より奥さんの愛が描かれていると思います」と説明。「僕は、家族の主人公は奥さんだと思います。だから、水川さんのことを素敵な奥さんにしてあげたい。僕がダメになればなるほど奥さんが素敵に映ると思うので、がんばるというのもおかしな話なんですけど、お仕事として、きちんとダメ男になれるようにがんばろうと思います」と語っている。

しっかり者の恐妻・チカ役の水川は「とにかくセックスがしたい夫と、そんな夫にとにかく罵声ばかり浴びせる嫁、2人でなんだか滑稽で面白く愛おしい夫婦の話になればいいなと楽しみでなりません」と胸中を吐露。「『百円の恋』を生み出した足立さんが今回、脚本・監督を務めてくださるということで、これまた楽しみで仕方ありません。足立さんの描く日常のやり取りにくすりと笑っていただけますよう、全力で罵声を浴びせてやろうと思います(笑)」と意気込みを明かしている。

足立監督は「10年前、仕事がまったくなく卑屈になりまくっていた自分に妻が『1年以内に結果を出せ』と言ってきました。結果が何を指しているのか恐ろしくて聞けなかった僕は、とりあえずスーパー主夫を目指してがむしゃらに主夫業にまい進したのですが、妻は『主夫業を今と同じくらいこなした上で仕事の結果を出せ』と言いました」と述懐。「一瞬殺意を抱きましたが、その妻が香川県で映画を作るチャンスを得られる脚本賞の情報をゲットしてきたのが7年ほど前かと思います。妻とまだ幼かった娘と3人でネタ探しのために青春18切符で香川へと赴きました。が、ひたすらうどんを食べ、夫婦喧嘩をし、映画のネタなど見つけられもせず、太って帰ってきただけでした」と本作が実体験をベースにしていることを告白した。

足立監督「そんな犬も食わないような体験をもとに書いたシナリオが、時を経て濱田岳さんと水川あさみさんという僕にとって最高に魅力的なお2人に演じていただけることで、犬も食わないをはるか超えて僕が食べ物の中で一番好きなスイカに化けてくれたような気持ちです。精一杯頑張って面白い映画を作りたいです」

喜劇 愛妻物語」は、7月16日から四国でクランクイン。20年公開を予定。なお、原作小説の文庫版(幻冬舎文庫刊)が8月6日に発売される。

(映画.com速報)

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