越川道夫監督、「アレノ」「海辺の生と死」など脚本を無料公開
2020年4月24日 20:00

[映画.com ニュース] 映画監督・プロデューサーの越川道夫氏が、初監督作「アレノ」(山田真歩主演)の脚本(最終稿)を自身のブログ(https://kosikawa2.wixsite.com/website/blog)で無料公開している。今後も満島ひかりと永山絢斗が共演した「海辺の生と死」、三浦透子と井之脇海が出演の「月子」、昨年10月に公開されたばかりの「愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1」の脚本も順次公開を予定している。このような決断をした意図を、越川氏が映画.comに語った。
脚本の無料公開に踏み切った背景には、新型コロナウイルスの感染拡大により全国の劇場が休館となり、新作映画の撮影現場も中断を余儀なくされていることを目の当たりにし、「ささやかながら何かできないか模索した」ことにあるようだ。
「新型コロナウイルスの感染拡大で映画館も閉まり、映画を製作するわたしたちの仕事も止まりました。わたし自身もまた『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1』に続く、vol.2、vol.3の撮影を終えましたが、映画館が休館している現在、いつ皆さんに映画を見ていただくことができるのかわからない状況でもあります。見通しは何も分かりませんが、この状況下で何かできることをと思い考えをめぐらしてきました」。
そのなかで、製作サイドや原作者たちの快諾が得られたことにより、自らメガホンをとった幾つかの作品の脚本を期間限定(6月1日までを目途)で公開することを決めた。「海辺の生と死」の脚本も、4月25日に公開を予定している。同作は当初3時間30分あったものを2時間35分にまとめた作品であり、撮影時の脚本にはカットされたシーンも含まれている。
「これは映画の撮影で使用した脚本です。撮られなかったシーンも編集でカットしたシーンもそのままにしてあります。もともと、わたしの映画の現場では脚本から出発して、現場でスタッフ、キャストと作業をしつつ、どんどん姿を変えていきます。映画そのものは配信やDVD、ブルーレイなどのソフトでご覧いただくしかないのですが、ご興味ある方は映画と脚本を比べながら楽しんでいただけたらと思います。わたしの未熟さも、わたしたちが目指したものも、できたことも、できなかったことも脚本と映画の間にあると思います。そして、生き延びて、また映画館で再会できますように!」。
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