兄・甲本ヒロトが陰ながら応援していた! 甲本雅裕の初主演映画「高津川」
2020年3月17日 09:00

[映画.com ニュース]名バイプレイヤー・甲本雅裕が映画初主演を務めた「高津川」が、4月3日に公開を迎える。不器用な父親像、地域の頼れる男としての側面を見事に表現した甲本の初主演作を応援するべく、誰もが知る“実兄”も密かに応援しているようだ。
本作は、島根県を流れる一級河川・高津川を舞台に、歌舞伎の源流ともいわれる「石見神楽」の伝承を続けながら、人口流出に歯止めのかからない地方の現実を前に懸命に生きる人々を描いた作品。「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」「僕に、会いたかった」「たたら侍」の錦織良成監督がメガホンをとり、戸田菜穂、大野いと、田口浩正、高橋長英、奈良岡朋子らが顔をそろえている。

甲本が演じる斉藤学は、妻を亡くし、母、娘、息子の4人暮らし。山の上の牧場を経営しており、日々黙々と仕事をこなす無口な父親だ。高校生である息子・竜也とは上手くコミュニケーションが取れず、実の息子の考えていることがさっぱりわからない。人知れず悩む父親の繊細な感情の揺らぎを、甲本は表情、立ち居振る舞いで体現。さらに、子どもからお年寄りまで全員から頼られる良き“兄貴”的な存在である学。甲本は、不器用な父の姿とは異なり、凛とした表情と態度で“出来る男感”を自然と醸し出している。
甲本の実の兄とは、ロックバンド「ザ・クロマニヨンズ」の甲本ヒロト。弟の初主演映画をプッシュするべく、ライブ会場(イベント「BONE TO RUN! YUMEBANCHI 2019 だんだん ROCKS!」)では、新譜のポスターとともに「高津川」のビジュアルも掲出。会場で配るフライヤーのなかにも、本作のチラシを同封するなど、陰ながら作品を応援しているようだ。
「高津川」は、4月3日から全国公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース





「リンダ リンダ リンダ」に“演奏させない”ラストの可能性があった 山下敦弘監督の学びとなったのは「ストレートなカタルシスの良さ」【NY発コラム】
2025年9月7日 20:00

映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント