T・スウィントン、空手道着&日本刀でゾンビ無双!「デッド・ドント・ダイ」特別映像
2020年3月16日 20:30

[映画.com ニュース]鬼才ジム・ジャームッシュの約3年ぶりとなる新作「デッド・ドント・ダイ」で、謎めいた葬儀屋ゼルダを演じたティルダ・スウィントンのキャラクター紹介特別映像と場面写真がお披露目された。映像では、空手道着姿のゼルダが日本刀でゾンビたちを撃退し、まさに“ゾンビ無双”を炸裂させるさまが映し出されている。
「パターソン」のジャームッシュ監督が手掛け、第72回カンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったゾンビコメディ。ジャームッシュ監督と4度目のタッグとなる名優ビル・マーレイ、「スター・ウォーズ」シリーズや「マリッジ・ストーリー」など話題作に引っ張りだこのアダム・ドライバーをはじめ、クロエ・セビニー、スティーブ・ブシェーミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローバー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズら豪華俳優陣が結集した。
特別映像では、ゼルダが美しいホワイトブロンドのロングヘアをなびかせ、日本刀でゾンビたちを次々と切り倒していくシーンが切り取られる。「ゾンビから身を守る術は心得ております」と、無表情で淀みなく告げるゼルダ。見事な戦いぶりを見せつけられた警察署のロバートソン署長(マーレイ)が「パソコンの扱いは?」と質問すると、すぐさま異常なスピードでキーボートを叩き、神業級のパソコンスキルまで披露。ゼルダの強烈なキャラクターが、コミカルに活写されている。
天使、魔女、吸血鬼に加え、「サスペリア」では全身に特殊メイクを施し82歳の男性を演じたことでも話題となった、変幻自在の女優スウィントン。ミステリアスな美貌と、幅広い役どころを体現する高い演技力で、世界中を魅了してきた。本作でジャームッシュ監督は脚本執筆の初期段階からスウィントンと連絡を取り、どんなキャラクターを演じたいか尋ね、スウィントンは「タイトルで言っているように、”死者は死なない”ために虫の居所が悪い葬儀屋を演じたい」と伝えたという。自身の発案で作り上げられたゼルダに関して、「誰もゼルダのことをよく知らないの。彼女がどこから来たのかもね。ゼルダには謎がある。こういう変わった人たちの中でも、ひと味違う変人ね」と明かしている。
場面写真には、凛々しく、どこか神々しさすら感じさせるゼルダの表情がたっぷりとおさめられている。「デッド・ドント・ダイ」は、4月3日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。
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