ガジェット満載のフライトシーン、恋人マドレーヌの秘密…「007」最新作、謎が深まる特別映像公開

前作「007 スペクター」から約5年ぶりに放たれる、キャリー・ジョージ・フクナガ監督がメガホンをとったシリーズ第25弾。“初の金髪ジェームズ・ボンド”として注目を集め、本作で同役からの引退を宣言したダニエル・クレイグをはじめ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、レア・セドゥー、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ラシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、クリストフ・ワルツ、ラミ・マレックら豪華キャスト陣が顔をそろえた。今年の第62回グラミー賞で主要4部門を含む5冠に輝いた18歳の米シンガーソングライター、ビリー・アイリッシュが主題歌を担当。現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドが、友人の頼みで誘拐された科学者を救出する過程で、最新技術を保有する黒幕を追う。

映像の冒頭では、小型ポッドのような機体に乗ったボンドと、2年前に殺しのライセンスを与えられた「00（ダブルオー）」のコードネームを持つノーミ（リンチ）のクールなやりとりが切り取られる。「乗ったことは？」（ボンド）、「ないわ」（ノーミ）という会話を合図にしたかのように、ふたりを乗せた機体が飛行機の格納庫から急発進し、空中へと真っ逆さまに落下――そして、両翼を広げ小型飛行機へと早変わりし、大空へと飛び立っていく。独創性あふれるガジェット、大胆なアクションというシリーズの醍醐味が凝縮されたようなシーンに仕上がっている。

さらに、クレイグ版ボンドの1作目「007 カジノ・ロワイヤル」のフィナーレを彷ふつとさせるボンドの水中での険しい表情や、タキシード姿で華麗に銃を操るさまを活写。「彼女の秘密を知れば、君は死ぬ」と、マドレーヌ（セドゥ）の秘密を示唆するような言葉もささやかれる。そして、マレック演じるシリーズ史上最強の敵、M（ファインズ）、国際的犯罪組織「スペクター」のボスにしてボンドの宿敵ブロフェルド（ワルツ）、ボンドが敬愛していた前任のM（ジュディ・リンチ）の肖像画など、カギを握るキャラクターが次々と登場。映像は「シリーズ最新作がすべてを変える」という、本作が約50年にわたり続いてきたシリーズの重要な転換点となることを暗示するようなコピーで締めくくられている。

「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、4月10日から全国で公開。