再リブート版「悪魔のいけにえ」の監督が決定
2020年2月18日 11:30

[映画.com ニュース]米レジェンダリー・ピクチャーズが企画を進めている再リブート版「悪魔のいけにえ」の監督が、北アイルランド出身の気鋭ライアン&アンディ・トーヒル兄弟に決定した。米バラエティが独占で報じている。
トビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」(1974)は、米ウィスコンシンで実際に起こった残忍な殺人事件をもとに、テキサスの片田舎で惨劇に見舞われる若者たちの恐怖を描いたホラー映画の金字塔。人皮マスクを被り、愛用のチェーンソーで殺戮を繰り返す殺人鬼レザーフェイスが絶大な人気を呼び、その後3本の続編が誕生。2003年と06年にはそれぞれ、マイケル・ベイ製作によるリメイク「テキサス・チェーンソー」とその続編「テキサス・チェーンソー ビギニング」が作られたほか、2010年代に入ってからは米ライオンズゲート製作のもと、3Dによる続編「飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」(13)、レザーフェイスの少年時代を描く前日譚「レザーフェイス 悪魔のいけにえ」(17)が製作されている。
再リブート版の脚本は、クリス・トーマス・デヴリンが執筆。全米大ヒットホラー「ドント・ブリーズ」の監督・脚本家コンビである、フェデ・アルバレスとロド・サヤゲスが、レジェンダリーと包括契約を結んでいる自身の製作会社バッド・オンブレを通じてプロデュースにあたる。
プロットの詳細は不明だが、アルバレスは「トーヒル兄弟のビジョンは、まさしくファンが求めているものだ。暴力的で刺激的でとことん邪悪な、観る者の脳裏にこびりついて離れない作品になるはずだよ」とコメントしている。
「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班」など、英米人気テレビドラマの数々で小道具係を務めてきたライアンと、主に英国産ドキュメンタリー映画・番組で編集を担当してきたアンディは双子の兄弟。18年、故郷アイルランドを舞台にした重厚なサスペンスドラマ「The Dig(原題)」で長編監督デビューを果たし、英国インディペンデント映画賞の新人監督賞にノミネートされるなど、高い評価を集めた。
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