アカデミー賞効果で「パラサイト」の北米興収が倍増
2020年2月17日 16:00
(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED［映画.com ニュース］韓国映画「パラサイト 半地下の家族」（ポン・ジュノ監督）の北米興収が倍増したと、米バラエティが報じている。2月9日（現地時間）に授賞式が開催された第92回アカデミー賞で、外国語映画ながら作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門受賞という快挙を達成したことが影響したようだ。
同作の先週末（2月15、16日）の全米興収は、前週比234％のアップの550万ドル（約6億400万円）に到達。アカデミー賞効果としては、2019年にアカデミー賞作品賞を獲得した「グリーンブック」の121％アップを大幅に超えて、歴代1位の伸び率を達成した。「パラサイト 半地下の家族」の北米累計興収は4400万ドルで、外国語映画としては大ヒットとなっている。
なお、同作は1月にデジタル版およびブルーレイ＆DVDが発売済み。しかし、アカデミー賞をはじめとする各映画賞で注目を浴びていることを受けて、配給元は北米2001館で劇場上映を敢行。外国語映画としては、04年の「カンフー・ハッスル」の2503館に次ぐ公開規模だという。
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