妻が自分を知らない“もう一つの世界”で、愛を知る―「ラブ・セカンド・サイト」切ない予告編
2020年2月14日 15:00

[映画.com ニュース]フランスの映画情報サイト「ALLOCINE」の2010年代のロマンティックコメディ映画ランキングで、「アバウト・タイム 愛おしい時間について」をおさえ第1位を獲得した映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」の予告編とポスタービジュアルがお披露目された。映像には、最愛の妻との運命の出会いがなかったことになり、別々の人生を歩んでいる“もう一つの世界”に迷いこんだ男が、少しずつ愛を知っていくさまを切なく切り取っている。
フランスで大ヒットを記録した「あしたは最高のはじまり」のユーゴ・ジェラン監督と、「エール!」の製作陣がタッグを組んだ本作。「FRANK フランク」「私の知らないわたしの素顔」のフランソワ・シビル、「最後のマイ・ウェイ」のジョセフィーヌ・ジャピが共演した。
高校時代にひと目惚れをして結婚したラファエル(シビル)とオリヴィア(ジャピ)。人気SF作家として多忙な日々を送るラファエルと、小さなピアノ教室を開くオリヴィアの夫婦生活はすれ違いが続いていた。我慢の限界に達したオリヴィアが不満を訴え大喧嘩をした翌朝、ラファエルが目を覚ますと、そこは自分がしがない中学校教師となり、オリヴィアは人気ピアニストとして活躍する、立場が逆転したもう一つの世界だった。
予告編は、高校時代にラファエルとオリヴィアが出会う、初々しい場面でスタート。結婚から10年が経過したある日、ラファエルは彼女が自分のことを知らない別世界に足を踏み入れる。少しずつ距離を縮めるふたりだったが、既に婚約者がいるオリヴィアは「もっと早く出逢いたかった」と呟き、ラファエルは「彼女を傷つけたばかりだった」とこれまでの自分本位な行動を悔やみ、ようやくその大切さに気付く。楽しい思い出や愛にあふれた瞬間が駆けめぐり、ラファエルの思いに胸が締めつけられる映像となった。
ポスターには、美しいパリを背景に、愛おしそうに見つめ合うふたりを活写。幸せな日々のカットとともに、「“愛”を知ること。それは、“愛”すること」というコピーが添えられている。オリヴィアと恋に落ち、そして別の世界でようやく愛を知ることになるラファエル。ラストの11分で下す、人生最大の決断に期待が高まる。
「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」は、5月1日から東京の新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。
(C)2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS
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